彼女は怒らないのが理想!というのはよく聞きます。パートナーのいつきさんも怒られたくない願望が強いです。
男性はプライドが高く、人に認められたい欲求が強いと言われますよね。確かにそういう特性があるのなら、怒らない彼女を求めるのは自然な気持ちでしょう。
私はここ数年、怒らない人を目指して頑張ってきました。パートナーのために、私自身が力を抜いて生きていくために、怒りとの付き合い方を考え直さなくてはと思ったからです。
ここでは怒らない彼女の特徴を、体験談を交えながらお話したいと思います。
怒らない彼女の特徴とは?
怒らない彼女は、いつも穏やかで優しくて、あなたのことを受け入れてくれるでしょう。
しかし、怒らないからといって怒りを感じないわけではありません。怒りを大きくしない術を知っているだけです。
まずは、怒らない彼女の特徴について紹介します。
怒りとの付き合い方が上手
彼女はあなたに向かって怒らないだけであって、怒りを感じることはきっとあるでしょう。
怒らない人というのは、怒りを手放す手段を知っています。たくさん知っている人ほど、怒りとの付き合い方が上手だと言えるでしょう。
運動をしたり、深呼吸をしたり、紙に書いて気持ちの整理をしたり、掃除や仕事に没頭したり、楽しめることを探したり、心が安らぐ音楽を聴いたり…。
これらは全て、怒りが湧いたときにやってみると心が落ち着くことです。
怒らない彼女は、こうして怒りを手放し、怒りの原因となったものだけを抽出して対処していきます。
自分との付き合い方も上手
怒りというのは人間にとってとても大切な感情のひとつです。しかし、それを相手にぶつけると喧嘩に発展し、多くの時間とエネルギーを失ってしまいます。
もちろん、結果的に相手との関係性が改善することもありますが、喧嘩をしないほうが伝わりやすいという事実は変わりません。
怒らない彼女は、怒りの原因を探すことが上手…つまり自分との付き合い方が上手な人です。
怒りは、悲しい・寂しい・辛い・苦しい・不安などのネガティブな感情が土台となって湧き上がります。
多くの人は、この土台が何なのかを知ろうとする前に怒りをぶつけてしまうので、問題の解決に時間がかかってしまうのです。
あなたに分かってもらいたいことをまとめてから伝えているから、怒る必要性がありません。
自分は自分、人は人と分けて考えることができる
怒らない彼女は、あなたの人間性や男性ならではの特性に理解を示してくれるでしょう。
怒りが湧いてくる理由は色々ありますが、簡潔にまとめるなら「~するべき」という思考があるからです。
世の中の常識や育った環境、自分自身が譲れないものに対して、すべき思考は生まれます。
それらがあくまで自分にとっての真実だということを理解しているので、相手に強要しない。だから怒りに繋がらないのです。
怒りとの付き合い方や自分との付き合い方を知る、自分と人は違うという認識を持つ。これらは、怒りを相手にぶつけないための必須スキルだと思っています。
「怒らない彼女」と「怒れない彼女」は全然違う!
怒らない彼女を目指し始めた頃、いつの間にか道を間違えて「怒れない彼女」になってしまったことがあります。
「怒らない彼女」と「怒れない彼女」は、本当に全く違うのですね…。
言葉にしたときの違いはもちろん分かりますが、どちらも体験したらより違いの大きさを実感しました。
怒らない彼女とは、怒りを使わずに自分の気持ちを伝える術を持っている人のことです。
怒れない彼女とは、我慢とストレスを重ねていつ破裂するか分からない風船を胸に抱えている人のことです。
怒れない彼女の特徴は次のとおりです。
- 我慢とストレスがたまりやすい
- 自分の判断に自信が持てない
- 怒りは悪い感情だと思っている
- 喧嘩をするのが怖い
- 彼を不機嫌にさせてしまうのが怖くて本音が言えない
- 彼に振り回されている
- 自分さえ我慢したら丸く収まると考えている
今まで、怒りが湧いたら躊躇せず怒っていた私でも、こんな思考に陥りました。
あなたの彼女は怒らない人なのか、それとも怒れない人なのか、改めて観察してみることをおすすめします。
怒れない彼女とは対等な関係になれない
私が「怒れない彼女」だった頃、パートナーのいつきさんが、「怒りやすい彼氏」になりました。
元々は穏やかな性格なのですが、私が彼と違う考えを持っているというだけで怒ってきます。自分の考えが正しいと言い切り、支配的になっていったんですよね…。
これまでも考え方・価値観の相違でぶつかったことは何度もありますが、あからさまに上から押さえつけられたことはありませんでした。
今振り返ると、「怒れない人」になるとは、支配される側に回るという意味だったのだと思います。
私が支配される側に回ったことで、彼は支配する側に回ったのではないでしょうか。
恋人は対等な関係を築いていかないと上手くいきませんが、対等というバランスを保つのは難しいんだな…とつくづく思います。
私たちは約16年付き合ってきましたが、いつの間にか支配する側とされる側に分かれてしまっていたということが何度となくあります。
対等な関係は一度手に入れたら終わりではなく、維持していくための努力が欠かせないのです。
怒れない彼女との接し方
彼女が怒れない人だった場合、支配する側とされる側という関係性になっていないか確認してください。
怒れない人が支配されてしまうと、そこから抜け出すことは困難を極めるはず。彼氏としてどんなことができるのか考えていきましょう。
彼女の話に耳を傾ける
怒れないなら怒れるようにしたらいいという簡単な話ではありません。そもそも怒れないことよりも、自分の気持ちを伝えることができないことのほうが問題です。
彼氏としてまず実践して欲しいのは、彼女の話に耳を傾けてあげることです。
女性は話をするとき、1から10まで全部話そうとするものです。男性からすると話が長いと感じるかもしれませんが、最後まで聞いてあげてください。
共感できる部分を探す
女性が欲しいのはアドバイスではなく、共感であるとはよく聞きますが、本当にそうだなと思います。
いつきさんは共感するのが上手な人なので「確かに」とか「分かる」とか「〇〇は俺も同じこと思ってた」など、共感ワードをたくさん言ってくれるので、ありがたいです。
しかも嘘ではないことが分かるので、それもまた私の心を満たしてくれます。
アドバイスもいいですが、ほんの一部でも共感できる部分があれば、そこを先に伝えてあげると彼女はより自分の気持ちを伝えやすくなると思います。
本音を歓迎する
たとえ自分にとって都合の悪いことであっても、彼女の本音を歓迎してあげてください。
怒れない人は、本音を言ってはいけないと思い込んでいます。そんななかで本音を言えたとしたら、きっと勇気を振り絞ったのだと思います。
「話してくれてありがとう」という言葉をかけてあげると、彼女はきっと安心できるでしょう。
怒らない彼女と付き合うための絶対条件
怒らない彼女は、あなたを受け入れてくれるし、きっと優しく接してくれるでしょう。
私は、怒らない人間になるべく修行中ですが、未熟ななかでもパートナーのいつきさんに対して優しさや思いやりを表現しやすくなったと実感しています。彼を受け入れる容量が増えたなぁとも思います。
しかし、怒らないための努力を重ねていくなかで、いつきさんが調子に乗ってしまったことが何度かあって困りました。
怒らないための努力は、一人でできるものではないと思います。
元々怒らない彼女と付き合っている人も、怒らない修行をしている彼女と付き合っている人も、考え方の方向性を少し変えるだけで協力できることがあります。
①怒らなくても、怒りを感じていることがあります
怒らない彼女は、あなたに怒りの矛先を向けていないだけで、怒りを全く感じないわけではありません。
彼女の抱える怒りが、あなたの問題行動・問題発言が原因となっているならとても危険です。
怒らない彼女と言えども、無限に許してはくれません。
同じ過ちを繰り返していたら、いつか「いい加減にしろ!」と雷が落ちるでしょう。
雷が落ちるならまだマシなほうです。最悪、突然別れを切り出される可能性もあります。
怒らない彼女は、怒りの感情や自分と向き合うのが上手なのであって、怒り自体は存在していることを忘れないでください。
②変わった彼女を受け入れましょう
これまではよく怒っていた彼女が、怒らない彼女に変わったという場合は、彼氏であるあなたも認識を改めなくてはいけません。
うちのいつきさんは、怒られるのは苦手だと言う割には、怒られるまで動かない・話を聞かないというのが習慣になっていてとても困りました。
私が彼に怒るときは、ほとんど仕事のことです。修正をお願いしたのに、何度言っても放置されてしまったことがありました。そのまま納品したらどうするの!!!と怒ったところ、「私が直すと思ったとのこと」とのこと。
いや…君に修正してって言ったよね…そもそも自分のミスは自分で直してよね…とツッコミどころは満載でしたが…。要するに、怒らないと重要度のレベルが分からない状態だったのだと思います。
それは私が植え付けた感覚なのでしょう。私は昔から仕事のことで真剣になると「怒っているみたい」と言われてきましたし、実際に怒ることも多かったです。
私に多くの責任はあるけれど、そう思わせてしまったのは申し訳ないけれど…。これからの私は怒らない技術を身につけていきたいのです。
いつきさんには、私という人間の情報をアップデートしてほしいという話をしました。
私たちは、ずっと同じ価値観・考え方ではありません。生きやすさやライフステージに合わせてどんどん変わっていくものです。
この変わり様に一番ついていけないのが、一番近くにいる人だと思います。
彼女の情報が最新のものか、彼女の変化を受け入れているか、確認しましょう。
③怒らないことが当たり前だと思わないでください
彼女が怒らずに済んでいるのは、あなたが知らないところで努力しているおかげかもしれません。
怒りを抑え、怒りの原因を見つけ、どうしたら解決できるかを考え対処していく…。
怒りをぶつけないように、自分自身もストレスを溜めないようにするには、ただ怒りを我慢するだけでは叶わないのです。
怒らないことが当たり前だと思ってしまうと、そういう彼女の努力が見えなくなってしまいます。
まとめ
パートナーのいつきさんは、怒る回数が減り、怒りの規模も小さくなった私を「最高!」と言います。
怒らずに済ませる成功率はまだ50%程度です。それでも怒りに頼らずに問題を解決できたときは、「私って最高!」と自分でも思います。
あなたの彼女が怒らないなら、最高であり、理想的な女性であることは間違いないです!
怒りは人間にとって絶対に必要な感情ですが、付き合い方は難しいです。
怒りとの付き合いが上手いということは、心にゆとりがあって精神的に自立している素敵な彼女だと思います。
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