好きだけど離婚を考えている人は、一定数いると思います。
たとえばパートナーが浮気癖や借金癖など大きな問題を抱えている場合は、「好きだけど離婚する」の意味がよく分かります。
もしくは自分自身が問題を抱えている場合もあります。自信が持てなくて束縛をしてしまったとか、好きすぎて不安が募り離れたくなるとか…。
離婚まで考えるということは、相当深く悩んでいるのでしょう。
しかし、悩みに悩んで出した結論が、必ずしも後悔しないとは断言できないから生きていくって大変です…。
好きだけど離婚するという選択肢は、後悔につながってしまうのでしょうか。
「好きだけど離婚」で後悔せずに生きていくには
私は離婚経験者ではありませんし、今現在離婚を望んでいるわけでもありません。
しかし、過去にはパートナーとの別れを真剣に考えた時期もありました。
あくまで私の場合はですが、離婚を選択しなくてよかったと心から思っています。「あの時、離婚をしておけば…」という気持ちは1mmもありません。
ただしそれは、選択が正しかったのではないと思っています。
選択した道に責任を持てるかどうか
私が「好きだけど離婚」という道を選ばなかったのは、どんなに苦しい状況でも自分で責任を持つことができたからです。
自分で責任を持つというのは、夫と幸せになるための努力ができるかということです。
もし「夫のせいでこんな目に遭った」と思うようになったときは、迷わず離婚しようとあらかじめ決めていました。
つまり私は、自分の選択肢を正解するするまで粘っただけであり、後悔しない選択をしたわけではありません。
後悔しない選択ではなく、努力できる選択をする
好きだけど離婚…というのは、一緒にいることと別れることの両極端な2つが絡まっている状態です。
選択できるのはどちらかひとつ。それならば努力できる道を選ぶことをおすすめします。
私にとっては、離婚して彼を忘れる努力をするよりも、彼と幸せになる努力をするほうが自然でした。
あなたにとってはどうでしょうか。
後悔しないかどうか?という判断基準はあまり役に立ちません。
今は後悔しないと思っても、時間が経てばどうなるか分からないからです。
私も、もっと年齢を重ねてから、「やっぱりあのとき別れておけば…」と悔やむ日がやってくるのかもしれませんし。
それならば、今頑張れる道を選ぶほうが現実的ではないでしょうか。
「後悔しない人生を生きるには、今を大切にすること」とはよく言われていますよね。
今を大切に…とは、過去を振り返ったり、未来のために生きるのではありません。常識でもなく、周囲の意見も関係ありません。
自分らしく生きること、そして目の前のことに集中することが、今を大切にするということです。
とはいえ、そうやって今を大切に積み重ねていても、後悔する日はやってくるかもしれません。
だけどそれでいいのではないかと思います。
「後悔するリスクを背負ったうえなら、どちらを決断する?」と自問してみたら、案外答えはすぐに出せるかもしれません。
今この瞬間に集中し、自分らしい決断ができたなら、たとえいつか後悔したとしても向き合っていけるのではないでしょうか。
「後悔してもいい!」と思えなくても決断はできる
後悔してもいいから自分の気持ちを貫く!と言い切る人がいます。その潔さは尊敬しますし、強い心を持っているのだなと思います。
だけど、後悔してもいいなんて思えない場合はどうしたらいいのでしょうか。
私はつい最近まで、子どもがいる人生と夫と2人の人生、どちらにしようかと悩んでいました。
正確には、子どもがいない人生を選んだら後悔するのではないかと怯えていました。そして後悔してもいいとは全く思えませんでした。
私は子どもが大好きです。子どもと関わるお仕事をしたこともあり、子育てをしたいという想いがより強くなりました。
しかし、アラフォーの今でも妊活をしたことはありません。(理由は色々あるようで空っぽのようで…という感じなので省きますね)
いつか子どもを産めなくなったときに死ぬほど後悔するのではないかと考えだすと、本当に怖かったです。
でも今は、こう思っています。
後悔するときがきたら、夫とたくさん話をしよう。気が済むまで泣いて、悲しもう。
後悔してもいい…とはとても思えませんが、後悔したときはそんな自分を否定せずに迎え入れようとは思えるようになりました。
それは強さではないのかもしれませんが、生き方のひとつとしてはありではないでしょうか。
私は今、夫と2人の生活を満喫しています。
まとめ
好きだけど離婚する。好きだから離婚はしない。
どちらの道でも、自分らしさを忘れずに、今この瞬間を大切にしているのならきっと大丈夫です。
後悔してもいいという強さがなくても、後悔したときはその気持ちを受け止めていこうと思えれば十分です。
後悔するかも…に縛られてどちらも選べない状態が、何よりも苦しいのではないでしょうか。
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