ゲームというのは生産性のないものとか、子どもがやるものとか、くだらないものと言われることが多いです。
僕はゲームが大好きではあるものの、仲良くなった人にしか言わないので、否定的な言葉を言われたことはないのですが、ネット上ではよく「ゲームなんかやっていて意味あるの?」と言われることがあるそうです。
それに対する素晴らしい返し方をしている人を見つけたので紹介します。
ここでは、素晴らしい返し方の紹介、僕が今まで思っていたことについてお話します。
「ゲームなんてやって何になるの?」に対する素晴らしい答え
ある時、ぷらいむさんという人が、年配の人から「ゲームなんてやって何になるの?将来何の役に立つの?」と聞かれたそうです。
その質問に対してぷらいむさんはこう答えました。「おいしいものを食べるときにこれ何になるんだろうって食べます?」と。
この質問を受けた高齢の人は「いや、それは楽しい体験して元気になって明日も頑張ろうって気になるからでしょ」と答えると、ぷらいむさんは「それです」と返したそうです。
このやり取りに関して、ツイッターでは「素晴らしい」「どんな趣味もこれと同じ」など絶賛されています。
この話を聞いた僕の感想
何事もそうですが、価値を知らない人をからするとやっていても意味のないものに感じるかもしれません。
価値観は人それぞれですし、同じことをやっていても楽しいと感じる人と、面白さを1mmも感じられない人がいます。
ただ、良くないのは自分にとって価値がないからと言って、まるでそれ自体に価値がないような発言をすることではないかと思います。
僕はゲームが大好きなので、ゲームの良いところはたくさん感じています。それとは別に、ゲームに全く価値を感じていない人も知っています。
僕は釣りにはほとんど興味がありません。何が楽しいのかも理解できません。
でも、釣りが好きな人にとっては、釣りをするのが幸せだったり楽しいと感じる大切な時間であることは分かっています。
何が言いたいのかというと、自分の価値観を持つのは良いけど、その価値観を人に押し付けないで欲しいということです。
「ゲームは意味がない」と言われると、ゲーム好きの人は「映画を観るのも意味がないじゃん」「音楽鑑賞は意味があるのか?」と言い返している話を聞くことがあります。
こんなやり取りって、なんか違うというか本質をついていないというか、なんかモヤモヤした気持ちになっていたのですが、プライムさんの話を知って何か分かったように思います。
趣味を比べるのではなく、自分の好きなことを好きだと言うだけで良いんだと。
プライムさんのすごいところは、高齢の人にも共感させたうえで理解させたことです。もし、僕も「ゲームなんて…」と言われたら、同じように返したいと思います。
自分が劣等感を持っていただけかも
僕はゲームが好きなことに劣等感を持っていました。
彼女はDIYが趣味なので、ゲームと比べて実用性がないとか生産性がないと思うと、ゲームが好きな自分は…。と思っていました。
その劣等感のせいで「ゲームって面白いの?」という質問に対しても、バカにされている!と思ってしまう自分がいたのかもしれません。
勝手に自分で壁を作って、「たまたま自分が好きなものが良いものだっただけだろ」とか「ゲームだって良いところいっぱいあるよ!」と突っぱねていました。
質問した人にとっては、純粋にゲームの面白さを聞きたいだけだったかもしれないのに。
そうやって考えると、ゲームに対する偏見の声が大きく聞こえるのは、自分の劣等感のせいだったのかもしれません。
結局付き合い方次第
ゲームはただ楽しむだけのツール。そうやって思う人もいるでしょう。
実際、僕もただ楽しむだけのものだと思っていました。ですが、長年ゲームをしていて感じたのは、ゲームでも学ぼうと思えば学べることがたくさんあるということです。
例えば、三国志や戦国時代を題材にしたゲームなら歴史の勉強ができます。映像を観ながら楽しめるので、記憶に残りやすいという強みがあります。
それに、ストーリーの良いゲームをプレイすると、生き方や人の心について深く考えるようになります。
自分が今悩んでいることに対して、ドンピシャなことを言ってくる場合もあり、呼吸が楽になるという経験も何度もあります。
結局付き合い方次第で心の栄養にもなりますし、勉強に繋げることもできるのです。
だからこそ、頭ごなしに「ゲームなんて」と言われると嫌な気持ちになるのだと思います。
まとめ
ゲームを趣味にしている人に対して、否定的なことを言われたことで一番勉強になったのは、人の趣味や好きなことを否定することほど愚かなことはないな、ということです。
認める・受け入れるというと大げさではありますが、人に迷惑をかけない範囲で楽しむなら、どんな趣味でも否定されるものではないと思います。
好きなものを否定されるというのは、すごく悲しいことですから。