カップル間の小さい喧嘩はよくあることです。規模が小さいならすぐに仲直りできるので、気にしていない人も多いでしょう。
私も同じく、小さい喧嘩は大した問題ではないと思っていました。
しかし、小さい喧嘩でもとんでもない溝をつくってしまうんだと、彼と付き合って何年も経ってから気付きました。
私の場合、私だけが小さい喧嘩…つまり、しょうもない喧嘩だと認識していたことが大きな間違いで…。
今回は、カップルの小さい喧嘩で、別れの危機に直面するかもしれないというお話です。
カップルの小さい喧嘩は侮っていけないと痛感した話
彼氏がやたらと不機嫌モードを発動させていた時期がありました。
当時の私は理由が分からないし、イライラが伝染するしでこんなことを言っていました。
- 「不機嫌ですアピールはやめてくれない?」
- 「言いたいことがあるならハッキリ言えば」
私がイライラをぶつけると、彼は「別に怒っていないけど」と言い、一旦は機嫌が直ります。でも、しばらくするとまた不機嫌モードを発動させるのです。
彼は基本的に穏やかな人なので、今振り返れば不機嫌モードを連発すること自体おかしいのですが、当時の私は全く気付きませんでした。
こだわる部分が違う私たち
彼と私とではこだわる場所が違います。
彼は家事や生活面でのこだわりが強いです。
たとえば食器洗いをするときは水切りカゴに食器を入れるときの順番があります。洗濯物の干し方にも彼なりのルールがあります。トイレットペーパーがホルダーからなくなりそうだと気づいたら、新しいペーパーを傍に置いてくれます。
一方私は、仕事面でこだわりが強いです。
自営業で、しかもネット上でのつながりで仕事をいただいているので、うっかりミスをしようものなら契約を打ち切られてしまうという不安から、完璧に仕上げなくてはと細心の注意を払います。
私は自分のこだわりは生きていく上で必要なものであり、彼のこだわりは面倒くさいものだと長年思ってきましたし、そう言っていました。
元々ズボラな私が、仕事ではヘマをしないようにと気を張っているのです。プライベートまで細かくなったらストレスが溜まるだろうが…と。
なんて横暴な奴だ…と、今なら思いますが、当時は仕事をちゃんとやる人が偉くて、家事をちゃんとやる人は面倒くさいという認識でした。
私だけが「小さい喧嘩」だと思っていた
私が家事や生活面にあまりにズボラなので、小さな喧嘩が頻発しました。
とくに多かったのがトイレットペーパー問題です。
私は子供の頃からトイレットペーパーをホルダーにつけることが嫌いで、後ろのタンクの上にポンと置いてしまう癖がありました。
ずっと親に注意されてきましたが、彼と一緒に暮らしてもそれは直りませんでした。
彼は何度も私に「またトイレットペーパー替えてなかったよ」と注意してきます。最初はごめんね~と謝っていましたが、何度も注意が続くと面倒になって適当にあしらうようになってしまいました。
時には「めんどくさいな~」とイライラをぶつけることもありました。
私が馬鹿にするような態度を取ったことで、彼は細かいことにこだわる自分を恥じる気持ちがあったそうです。…が、それと同時に「なんで俺がこんな気持ちにならないといけないんだ」という怒りも膨らんでいったみたいです。
私にとっては、トイレットペーパーなんてどうでもいい話で同棲カップルによくある小さな喧嘩という認識でした。
でも彼は、気持ちよく生活できなくてどんどんストレスが溜まっていくし、私が話すら聞かないしで、小さな喧嘩では済まなくなっていきました。
だんだん規模が大きくなっていく喧嘩
彼が不機嫌モードを連発させたり、声を荒げることが増えてきたので、さすがの私も小さな喧嘩ではないと思ってきました。
だけど、私は仕事でカバーしてるんだから大目に見てよという甘えが抜けない私は、彼の怒りを治めようとはせずに私も怒りで対抗するようになりました。
私の言い分はこうです。「私は仕事であんたのミスをカバーしてるんだから、トイレットペーパーくらいやってくれてもいいでしょ!まずは仕事をちゃんとやってくれ!」と。
完全に問題をすり替えていますよね。彼は当時、仕事面では私に頼り切りだったので、彼の弱いところをつくことで黙らせようという作戦だったのでしょう。性格が悪いですね…。
最初は小さな喧嘩だったかもしれませんが、だんだんお互いの認識がズレていき、最終的にはトイレットペーパーでなぜこんなに長時間喧嘩ができるんだ?と不思議になるくらい大規模な喧嘩が何度も起こりました。
今思えば、一歩間違えればトイレットペーパーが元で別れることになったのでは…という危ない瞬間もありました。
この争いは月3ペースで、1年は続いたと思います…。まじで本当に私は大馬鹿野郎です。
当時の私に「トイレットペーパーくらい自分でやれ!」グーパンチを添えて怒鳴りつけてやりたいです。
ちなみに今は、トイレットペーパーは無意識でも替えられるようになりました(当たり前)。
カップルの小さい喧嘩はこんなところに注意しよう!
トイレットペーパーは一部であって、カップルの小さい喧嘩を侮ってはいけないなと感じることは、この約16年でちょこちょこありました。
小さい喧嘩だからと思って油断したら、最悪別れることになってしまうかもしれません。
私の経験上、後々大問題になりそうな小さい喧嘩には次の特徴があります。
同じことで喧嘩をしている
たとえ小さな喧嘩であっても、同じような内容で言い争っているのなら注意してください。
トイレットペーパーのようなことが原因でも、チリツモになると大きな溝をつくってしまうことがあります。
自分だけ(相手だけ)が小さい喧嘩だと思っている
私たちの場合、私は小さい喧嘩と言う認識で、彼はそうではなかったというのが、溝をどんどん大きくしていったと思います。
本当に「カップル間でよくある喧嘩」なのかは、相手にも確認するべきです。
話し合いをしていない
小さい喧嘩というのは、仲直りすることは簡単です。「ごめんね」と謝るだけで済みますから。
だけど、謝って終わらせてしまっては根本的な問題の解決にはなっていません。
喧嘩が起こった時点で、話し合いが必要なんだという認識を持たないと大切なことを見逃してしまいます。
まとめ
カップルの小さい喧嘩は、大したことではない場合と、後々大きな溝をつくってしまう場合とがあります。
小さい喧嘩のうちに解決してしまえば、大喧嘩に発展することはありません。
毎日のように喧嘩をしていた私たちも、小さい喧嘩を重視するようになってからかなり落ち着きました。
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