僕達カップルは全然価値観が合わないので、思いやっているつもりがただの自己満足だったということも結構あります。
相手のためを思ってやったのに怒らせてしまったり、どっちも気を遣い合ったのに結果的に喧嘩に発展してしまったり…。
そんな経験から、思いやりって何だろうと疑問に感じるようになりました。
ここでは、僕が経験した思いやりからトラブルに発展した話、本当の思いやりとは何かについてお話します。
良かれと思ってやったのに
好きな物を譲り合った結果…
僕と彼女は好きな食べ物も全然違っていて、お菓子の好みで言えば僕がチョコ派、彼女がスナック菓子派です。
もちろん、僕もスナック菓子を食べたい時がありますし、彼女もチョコを食べたい時があります。
ここまで言うと何となく察しはつくかもしれませんね。ある時、家に残っているお菓子がチョコとスナック菓子になりました。僕はチョコが食べたいと言い、彼女はスナック菓子が食べたいと言いました。
そして二人が食べ終わってから、僕が「実は、今日はスナック菓子が食べたかったんだよね」というと、彼女のツムギは「え!?私本当はチョコが良かった…」という話に…。
なぜ食べ終わってから言ったのかというと、食べ終わる前に言うと、彼女は自分が食べたくても僕に譲ってくれるのをわかっていたからです。
僕はツムギがスナック菓子を食べたいと思い、スナック菓子をゆずるためにチョコが食べたいとウソをつきました。そして、ツムギは僕がチョコを食べたいと思ったがためにウソをつきました。
どちらも、お互いを思いやったために起こった悲劇です。これは小さなことですが、こんなことは結構起こります。
気を遣ってもらったのに怒る僕
僕が仕事で忙しい(と言っても納期とかはないので、自分で決めた目標を達成するために頑張っている)時、ツムギは思いやりのつもりで「もっとゆっくりやっても良いよ」と声をかけてくれました。
そんな思いやりに対して、「だからそんな時間ないんだって!」と怒ってしまいました。
自分で決めた目標とはいえ、仕事で忙しい時ってイライラしているので、彼女に当たってしまったのです。
この時は彼女が足を引っ張っているように感じてしまって…。
言わなかったことでストレスを溜める
僕は家でゲームをして遊びたかったけど、彼女は外で楽しみたい、それなのに僕はグッとこらえて彼女の外出に合わせることにしました。
割り切っていたら良かったのですが、僕は割り切ることができずに外出中にイライラ。その結果喧嘩に発展してしまいました。
ツムギから「イライラしながら付き合うくらいなら、家にいた方が良かった!」と言われました。確かにそれはそうですね。
本音を言わないという思いやりは、使い方を間違えてしまうとただの我慢です。その結果自分だけじゃなく、相手も傷つけてしまうのだということを学びました。
本当の思いやりとは何か考えてみた
思いやりという言葉を調べてみると、『相手の身になって考える』とか、『相手の気持ち』を察して気遣いをするとありました。
これだけ見ると、個人的には少し足りないような気がします。というのも、どちらも相手に確認していないからです。
なので、僕が考える本当の思いやりというのは、相手が望んでいることを知るだけでなく、その望みを叶えること、叶えられなくても、努力をすることが思いやりだと思います。
やっぱり、相手が本当に嬉しい・幸せと思うからこそ思いやりの意味があるのではないでしょうか。
大事なのは話し合い
ということで、本当にそれで良かったのか、本人に直接聞いた方が良いのではないかと思います。
僕は最近、お菓子の譲り合いのようなことが起こらないように、本当に食べたいことを伝えたうえで、彼女が何を食べたいのか、正直に言ってもらうようにしています。
ただ、ツムギの場合…というか女性全般に言えることかもしれませんが、彼氏に察してもらった方が嬉しいのではないかと思いますので、正しく察して行動をすることがベストなのかもしれませんね。
う~ん…思いやりって奥が深い。
小さな思いやりも大切
一緒に生活をしていくうえで、小さな思いやりの積み重ねはすごく大事なんだと気付かされる毎日です。
本当に小さなことでも、積み重なれば大きなものになります。逆に、小さな思いやりでも忘れ続けてしまうと、それも大きなものになるんだなと思います。
買い物のついでにツムギの好きなコーヒーを買ってくる、記念日に手紙を渡す、疲れていたら休むように声をかける&家事を代わりにやるなど。
小さなことほど見落としがちになるので、普段から意識していくことが大切なんだと思います。
まとめ
人の気持ちは変わりゆくものですから、思いやりというのはすごく難しいものがあります。
長年同棲をしていても、良かれと思ったことが裏目に出るなんてことは珍しくありません。
相手も、思いやりでやってもらったことだからと、変に遠慮してありがたく受け取ったフリをしたり…。
だからこそ、本当にそれで良いのか、彼女がなるべく本音を言いやすいように聞いてあげるのが、僕にとっての思いやりなのだと思っています。
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