誰でも喧嘩なんてしたくはありません。誰よりも近い彼女となら尚更仲良くやっていきたいですよね。
僕と彼女は同棲するまで、喧嘩ばかりの時期が定期的に訪れるなんて思ってもみませんでした。話せば分かると甘く考えていたんですよね。でも、近い関係だからこそ、分かり合えないことがあるのだと気付かされました。分かり合えて当たり前だと思い込んでいたのがそもそもの間違いだったと。
また、喧嘩ばかりの時期には、知らず知らずの内に悪い習慣を作り上げていることも分かりました。
これらの気づきから、喧嘩ばかりの時期を縮めることが出来るようになったので、これから詳しく体験したことをまとめてみたいと思います。
こんな悩みを抱えている人には、ぜひ読んでもらいたいです。
・別れるべきか…と思い詰めるくらい、喧嘩ばかりの状況が辛い
・どうしたら前のように仲良く同棲生活を送っていけるか知りたい
喧嘩ばかりの時期に僕たちがやってしまった悪い習慣4個
①理解しないほうが悪いと思い込む
「彼女なら僕の辛い気持ちを理解するべきだ」
そう思って話をすると、どうしても横暴になってしまいます。彼女には彼女の都合があって、彼女の考え方があるのに、僕は辛いから理解しろと押し付ける形になってしまいます。
もちろん、当時の僕には押し付けているつもりなんてありません。
ですが、自分の言動やその当時の気持ちを振り返ってみると、僕の気持ちを彼女に押し付けていただけでした。
②思い通りに操作しようとする
そうやって、彼女を操作しようとしていました。具体的には、「あー、昨日は頑張ったから疲れたなぁ」というように休ませてほしいアピールすることで、彼女にそう言わせようしていました。
上のセリフに対して、彼女が「お疲れ様」とか「今日も頑張ろうね」と言おうものなら僕はムッとしてしまい…。そして、そんな僕の態度に彼女が怒る→喧嘩という流れを作っていました。
③いつもより強めに注意する
いつもなら「テーブルにご飯粒落ちているよ」と言って、ティッシュで拭き取っていたのに、喧嘩が多い時期はわざわざ強い言い方にして、注意していました。まるでストレスを発散するかのように。
これに限らず、「ちゃんと食器に水溜めてって言ってるだろ!」(洗い物は僕なので)とか、「カバンを下に置きっぱなしにするな!」といちいち怒っていました。
客観的に見るとかなり理不尽ですね。今もたまにやってしまいますが…。
④目ざとくイヤな部分を見つけて注意する
強く注意しないにしても、普段ならそんなに気にしないくらい小さなことを指摘するというパターンもあります。
いつも置きっぱなしになっているカバンに対して上のような難癖をつけたり、小さいゴミが落ちていることに難癖をつけたり。
強く注意しない分(?)、しばらく彼女も我慢してくれますが、何度も文句を言われているうちに堪忍袋の緒が切れ、喧嘩に発展してしまいます。
悪い習慣を断ち切るためにやったこと6個
喧嘩ばかりの時期というのは、お互いに悩んでいますし、辛いと思っているでしょうが、本当は自分たちで喧嘩をするための習慣を作っているだけなんです。そこにいつ気付くかで二人の未来は変わっていきます。
結婚を前提とした同棲をしているなら、この時期は何が何でも乗り越えていきましょう!
①理解してもらうための努力を惜しまない
コレが喧嘩の原因になっているのは分かりますが、やっぱり自分の気持ちを理解してもらいたい!というのも本音です。
ということで、彼女に僕の気持ちを伝えることにしました。なんか…こうして書くと告白をしに行くみたいですね(笑
それはさておき、彼女に僕の気持ちを伝える時に気を付けたのが、相談をするような感覚で話すということ。
喧嘩ばかりの時に僕がやっていたのは、自分の気持ちの押し付けでした。「僕はこんなに苦しいんだ!」という感じで。
なので、「僕は○○だからツラいと思っているから、こんな風な言い方をしないで欲しい」という言い方に変えてみました。
セリフの内容だけじゃなくて、話をするトーンもなるべく静かに、そして、本当に困っているように伝えてみました。そうするだけで、僕の気持ちが伝わりやすくなりました。
その後にする話の内容は喧嘩の時とほとんど変わりませんが、お互い冷静になって話し合いができましたので、実のある話し合いができたと思います。
話す時の気持ちで喧嘩になるか話し合いになるか変わる
人はメッセージを受け取る時、視覚情報(表情や身振りなど)が55%、聴覚情報(声のトーンなど)が38%、言語情報(話している内容)が7%というデータがあります。
これは、メラビアンの法則といって、心理学ではよく知られています。
こうしてみると、言葉なんてほとんど影響を与えていません。ですから、トーンや表情を意識して話を切り出すことが大事だと身をもって知りました。
同じ内容の話でも、どんな気持ちで切り出すのかはすごく大事。
イライラをぶつけてやろう!と思っていると、まず間違いなく喧嘩になります。逆に、自分の話を聞いて欲しいと切実に思っていると、ほとんど喧嘩になりませんから。
②彼女も人間であると認識する
こんなことを思って、彼女を操作しようとしているうちは人間扱いをしていないということに気が付きました。
彼女には彼女の考えや気持ちがあって、僕とは違うという認識が薄くなって、それはまるでロボットを操作するかのように扱っていたと思います。もちろん、無意識ではありますが。
そんな自分を自覚し、「彼女も人間なのだから」と改めて意識することで、彼女に対するイライラも不思議とやわらぎました。
あなたは本当に人間扱いしていますか?
彼女も人間であると認識する聞くと、「そんなの当たり前だろ!」と思う人もいるかもしれませんが、そう思う人ほど要注意です。
当然だと思う人ほど、当たり前のことってできていないことが多いですから。
僕なんて、「いやいや!見たら人間ってわかるわ!」くらいしか思っていなかったのですが、よくよく考えてみると、喧嘩が多い時期は自分の思い通りに動くべきモノくらいに考えていたのかもしれません。
だから、自分の意にそぐわない言動をとる彼女に対して、イライラしてしまうんだと自覚してからは、怒りが爆発してしまうのを抑えられるようになりました。
喧嘩が多い時期を迎えているあなたは、本当に彼女さんのことを人間扱いしていますか?
③発言する前に怒りを上乗せしていないか考える
こんな感じで、彼女に怒りをぶつける前に本当にそこまで強く言う必要があるのか、怒りを上乗せしてしまっていないかを考えるようにしました。
発言する前に考えることで、自分自身を落ち着かせられますし、そこまで強く言う必要はないと判断したら、「カバンはちゃんとここに置いておいてね」くらい優しく言えるようになりました。
カバンが置きっぱなしになっているのを見た時はイラっとしたのに、発言する時にはかなり落ち着いている自分にビックリしました。
④平常時でも言うことなのかを考える
普段は何も気にしないのに、喧嘩ばかりの時期は注意できることを目ざとく見つけては、指摘していました。
無意識ではありますが、イライラしていたから、怒りをぶつけられるところを見つけて、攻撃してやろうと思っていたのでしょう。
なので、発言する前に、冷静な状態でも指摘するのかを改めて考えるようにしました。その結果、冷静な状態なら指摘しないという答えが出ることが多いことに気が付いたのです。
もし、冷静な状態でも指摘するという答えが出たとしても、少し時間を置いて伝えるようにしました。そうすることで、ムダな喧嘩を抑えられるようになりました。
⑤彼女の言っていることはアドバイスだと仮定する
彼女の言っていることに対して、否定的になるのは、僕が良くも悪くも真面目過ぎるからだと思います。
というのも、「仕事はこんな風に考えるんだよ」と言われたとしたら、すぐにできるわけがない!と瞬間的に思ってしまうからです。
言い換えると、その通りにやろうとしている、やらなければならないと思うから、自分にはできないとアピールしていたのです。
そして、そんな僕に対して彼女は「それじゃあ困る」と言って喧嘩になることも多かったです。
ですが、彼女が言っていることをアドバイスだと思うことで、「確かにそんな風にできたら良いなぁ」、「じゃあ、どうやったらできるようになるんだろう」と冷静に考えられるようになりました。
僕は彼女の言葉に対して、自分に対するダメ出しだと思いすぎて怒っていた部分があります。それをアドバイスだと思うだけで、彼女の言葉がありがたいとすら思うようになりました。
⑥彼女にしてもらっていることを挙げる
今では当たり前のように受け取っていることでも、改めてやってもらっていることを挙げていくと、かなりたくさんあることに気が付きます。
体調が悪い時は気遣ってくれる、仕事をサポートしてくれる、趣味のゲームを笑顔で許してくれるなど。
日常的にやってもらっていることもたくさんありますので、「それってありがたいことだよなぁ」と改めて思うと、彼女に対する怒りが引いていくのが自分でもわかります。
周りの人が言っている喧嘩を減らす方法
自分の考えを変える
喧嘩が起こる原因は、お互いの考えが違っているからです。
少しくらい遅刻しても良いだろう、と考える人と待ち合わせは10分前には来るのが当たり前と考えている人なら、喧嘩になるのは目に見えています。
彼女さんの考え方と合わないと思うなら、いっそ合わせてみるというのも一つの手です。
自分の思い通りになったらと想像してみる
いきなり彼女さんの考え方に合わせると言っても、正直難しいですよね。
ですから、あなたの主張に彼女さんが合わせてくれたらと考えてみるのです。
合わせるのとは真逆ですが、極端に考えてみることで、そこまで自分の考えに合わせて欲しいわけでもないなぁ…と気付けるかもしれません。きっと彼女さんは良い顔はしていないはずですから。
暴言を吐かない
彼女さんに対して、暴言を吐いていませんか?
仮にあなたが暴言だと認識していなかったとしても、彼女さんにとっては傷つくような言葉だったりします。
「バカか!」とか「クソ!」、「デブ」など、明らかに挑発するような言葉はもちろんダメですが、彼女さん特有の傷つく言葉もあります。
こうした言葉は、喧嘩のきっかけになってしまいますので、イラっとしても控えてください。
一緒にいる時間を減らすor増やす
喧嘩ばかり起こるのなら、一緒にいる時間のバランスが悪いのかもしれません。
一緒にいる時間が多すぎても、少なすぎてもどちらかがイライラしている場合があります。
コミュニケーションが不足していると感じるなら一緒にいる時間を増やしてみて、マンネリしているような感じがするなら一緒にいる時間を減らしてみましょう。
二人で笑っていた頃を思い出す
付き合い始めというのは、何をしていても楽しいと感じ、怒っている顔さえも可愛らしく思えていたのに、長く一緒にいるとちょっとした言動にイラっと来るようになります。
洋服を選ぶのが遅くてイライラしたり、歩くのが遅くてイライラしたり、怒っている顔を憎らしく感じたり…。
そんな時は、今一度何をやっても楽しかったあの頃を思い出してみてください。
「別れるなんてまだまだ早い」喧嘩ばかりの時期はどのカップルにも訪れます!
僕の経験で分かったのは、喧嘩は喧嘩を呼ぶということ。
喧嘩が終わって仲直りをした後は、終わった安心感や怒りまくった疲れからぐったりしているのですが、少し元気が戻ってきたら、喧嘩中に言われたイヤなことを思い出します。
もしくは、彼女の怒鳴り声や悲痛な叫びとかを思い出して、一人で勝手にイライラし始めてしまいます。
その結果、上で紹介したように彼女に文句を言ったり、操作しようとしたりして、また喧嘩。それのループが喧嘩ばかりの原因になっていました。
喧嘩によるストレスが解消しきれず、そのストレスを彼女にぶつける→喧嘩発生。さらにストレスが溜まり…。僕は、このループから抜け出すのが苦手なので、2~3ヶ月くらい喧嘩まみれだった頃もあります。
求めてばかりではありませんか?
改めて自分の喧嘩について考えてみると、僕は彼女に色々なことを求めてばかりだったように思います。
じゃあ、自分は与えたのか?
そうやって振り返ってみると、求めているうちは自分は何も与えていなかった、それどころか与えてもらっても返していないことに気が付きました。
気持ちを理解してもらっても彼女の気持ちを理解せず、それだけで満足したり、僕のことを思って動いてくれても、僕は何も返していませんでした。
そのバランスはいつか絶対崩れます。
あなたも求めてばかりいませんか?彼女は彼女、自分は自分と分けて考え、あなたから与えてみてください。
彼女の気持ちを理解して「理解してもらえなくて寂しかったんだよね」と声をかけるだけでも良いですし、声をかけるのが恥ずかしいなら、そっと抱きしめるだけでも良いです。
小さなことからでも良いので、自分は何を与えられるのか考えるのは大事なことです。
喧嘩ばかりのカップルの相性が良いと言われる理由
喧嘩ばかりしているカップルの最大の強みは、本音を言い合えるという部分です。
どちらかが我慢し続けるような関係なら、いつか大爆発を起こしてしまって、最悪、修復不可能になってしまう可能性もあります。
その点、喧嘩ができるということは、言いたいことが言い合えるような関係ということですから、上手に喧嘩を活用できたなら、良い関係を築くのも可能です。
そのためには、まずこんなことをしてみてください。
相手の本音を知る努力をする
喧嘩をしている最中は、怒りに飲まれているので難しいのですが、ケンカがひと段落して冷静になった時、彼女さんの本音についても考えてみてください。
セリフだけを思い出すのではなく、その裏に隠された気持ちを考えるのです。
例えば、遅刻をしてきたあなたに対して「なんでいつもこんなに遅いの?たまには私より早く来てよ!」と言ったとしましょう。その裏に隠された気持ちはこんなことが考えられます。
・一人で心細かった
・知らない人に声をかけられて怖かった
・毎回遅れてくるあなたにイライラしている など
言葉とは裏腹な場合が多いので、実際はどんなことを思っているのかを彼女さんの性格と照らし合わせて想像してみてください。
想像できたら、後はどんな言葉をかけたら良いのかわかると思います。気持ちが落ち着いた時で良いので、「○○させてしまってごめんね」と声をかけてあげてください。
大事なのは根本的な問題を解決すること
喧嘩の内容がほとんど変わらない場合、根本的な問題が解決できていない証拠です。
彼女さんへの不満、もしくは彼女さんからあなたへの不満は、解決するまで何度もぶつかることになります。
例えば、毎回遅刻してくることが原因だとしたら、それを解決しないと待ち合わせをするたびに喧嘩が起こります。
喧嘩の発端は違う理由だったとしても、遅刻をしてきたことを引きずって、イライラしているせいでちょっとしたことで怒りが爆発してしまう。なんてことも珍しくありません。
というか、あなた自身も思い当たる部分があるのではないでしょうか。
ですから、根本的な問題は何なのかをよく話し合い、それを解決するために行動してください。
解決に向かっていればOKにする
解決と言っても、完璧に直すことは期待してはいけません。というのも、今までの習慣をすぐに直すなんてことは難しいからです。
解決に向かっていれば、それでよしというルールを作ってみてください。
遅刻する時間が30分から10分に減った、5回中1回は時間通り来るようになったなど、少しずつ改善している兆しがあるなら、許してもらえるようにお願いしみましょう。
逆に、あなたが彼女さんに対して許せないなのかを抱えているとしたら、譲れるギリギリのラインを考え、最低限コレが守れたらOKということにする。もしくは、そこに向かって努力しているならOKということにしてください。
そう考えるだけで、怒りを抑えられる可能性が高くなりますよ。
まとめ
僕たちは喧嘩が多いほうだと思うので、説得力に欠けるかもしれませんが、仲直りの仕方も上手いほうだと思います。だからこそ、喧嘩ばかりの時期でも「どうせ1週間後にはケロッとしてるさ、大丈夫!」という安心感がありますし、実際に何度も乗り越えてきました。
恋人という関係は心の距離が一番近い相手ですし、そのうえ同棲生活もしているのですから物理的にも距離が近くなります。僕たちの場合は仕事上でもパートナーですから、本当にベタベタくっついている関係なんです。
だから、喧嘩ばかりの時期は定期的にやってくるもんだと思っています。
大きな問題として受け止めるよりも、どうしたらいいか?という部分を彼女さんと考えていきましょう。
▼こちらの記事もどうぞ▼
・こうして欲しいと思ったらすぐにその通りに動いて欲しい
・僕の癒しの存在になって欲しい
・いつも笑顔でいて欲しい など