同棲を始める時、ずっと好きな人と一緒にいられるというワクワク感で、楽しく暮らしている二人の姿ばかりを想像しているかもしれません。
最初の数日は楽しく過ごせるかもしれませんが、1ヶ月、2ヶ月と経つごとにどんどん相手のイヤな部分に目が行くようになります。そしてあなたのイヤな部分も見られるようになります。
僕自身、同棲を始める前は二人でずっと一緒にいられることに喜びしか感じていませんでした。
数年たった今でも幸せを感じることはありますが、それはトキメキとかではありません。なんていうか、じんわりと来るような幸せです。
そんな僕達の経験交えながら、同棲カップルが別れるきっかけになっていることを紹介します。
「そんな小さなことで?」とビックリするようなものもたくさんありますから、これから同棲を始めるカップルはもちろん、現在同棲中のカップルもぜひ読んでみてください。
同棲から別れ…よくあるきっかけ10個
お金の使い方・考え方が違う
別々に暮らしている時は気にならなかったお金の使い方も、生活を共にするとやたら目につくようになります。
例えば、片方が日常的に高いお菓子を買い続け、もう片方は安くてたくさん入っているお菓子の方がお得だと思っている場合、「お金がもったいない!」「お菓子くらい別に良いじゃん」となるわけです。
趣味や付き合いに使うお金に関して、男性は多い傾向があり、女性は化粧・美容品、ファッションなどにお金を使う傾向があります。普段何にお金を使うのかが全然違うのですから、お互いに納得できないかもしれません。
特に女性は、結婚を視野に入れて彼氏を見ていることもありますので、ムダ遣いが多いと感じたらやっぱり気になりますよね。
光熱費のムダ遣い
電気のつけっぱなし問題も、同棲解消のきっかけになることがあります。そんなことで?と思いますよね。
「使っていない部屋に電気代がかかるのがもったいない!」という人に対して、「イチイチつけたり消したりするのが面倒くさい!」という考え方の人だと、積もり積もるとお互い結構なストレスになってしまうんです。
「環境が~」「電気代が~」と注意されても、気にならない人にとっては「たかがそれくらいで!」としか思えないのですから…。
生活習慣の違い
生活習慣というのは、毎日繰り返し行われることです。だからこそ、小さなイライラでも溜まりに溜まって大爆発!なんてことも珍しくありません。
・帰ってきたら靴下をその辺に脱ぎ捨てる
・下着姿でうろうろする
・トイレを使った後にドアを開けっぱなしにする
・出入りしても障子やドアを閉めない
・電気をつけっぱなしにする
・テレビをつけていないと眠れない
など
想像してみてください、あなたは床に何も落ちていない状態にしたいのに、帰ってきたとたんカバンや靴下、ズボンをそのまま投げ捨て、注意したら「俺は疲れてるんだから、それくらいお前がやれよ」と言われることを。
確かにそれを片付けるくらいはそんなに大変な労働ではありませんが、本来ならやらなくても良いことであり、相手が気を付ければ済むことなのに。それを注意するとキレられるというのは結構なストレスになります。
僕達の場合、トイレットペーパーのことで結構ケンカしていました。
僕は使い切った人がトイレットペーパーを変えるのが普通だと思っていたのですが、彼女は使い切っても芯には刺さず、手に巻いてから使い、その後はタンクの上に放置。こうなると、次に使う時は僕が変えないといけません。
これって話だけ聞くとくだらないと思いますよね。それくらい変えてあげたら?って。
ですが、毎回毎回やっていると、やっぱり面倒なんですよ。相手がちょっとした手間を惜しんだばっかりに自分がやらないといけなくなるって。しかも、用を足した後にすぐに使えず、タンクの上から取って芯を付け直すというのは。
彼女の言い分は、「私もあなたがやっていないことをやることもあるんだから、持ちつ持たれつでしょ!」だそうです。
今は、最後に使った人が変えるというルールになり、彼女も普通に変えてくれるようになってくれましたが、それが習慣になるまでは大変でした。
生活リズムの違い
仕事の時間が同じなら、寝る時間や起きる時間にさほど影響はないのですが、1時間でも変わるとそのズレが次第にストレスに感じることがあります。
就労時間は同じなのに早く帰ってきたというだけで、「帰ってくるのが先なんだからご飯くらい作っておけよ」とか言い出したら、そこからケンカに発展するのは目に見えていますね。
他にも、先に寝られる方が寂しく感じてしまい、一緒に暮らしている感じがしない…なんて声もあります。
起きている方は、コソコソ行動しないといけないし、寝ている方もちょっとした物音や光で起きてしまったり…。
それに、同じ時間に寝るにしても、睡眠時間というのは個人差がありますよね。1日3時間の睡眠で十分という人もいれば、10時間は眠りたいという人もいます。
広い家を借りられたら、物音や光のストレスは軽減できるでしょうが、家賃の問題でそれもなかなか難しいですよね。
家事分担が平等ではない
家事分担が原因でもめるという話は枚挙にいとまがありません。一昔前なら、家事は女性がやるものというのが常識だったのかもしれませんが、今は家事ができる男は尊敬されます。
働く女性も増えてきていますし、男性以上に稼いでいる女性も珍しくなくなっていますから、この変化には上手く乗っていきたいところです。ですが、男性の中には家事は女性がするものという認識の人がいるのも事実。稼ぎや労働時間に関係なく、です。
そうやって押し付けられた方はたまったものではありませんよね。家事と一言に言っても掃除、料理、洗い物、洗濯、買い物など色々あるのですから。
仕事をしないで主婦業に専念させてくれるならまだしも、お互いに働いている状態で家事を押し付けられたら、ゆっくりできる時間はかなり少なくなります。
それなのに、相手は仕事から帰ったらダラダラ休んでいるのですから、ストレスも溜まります。
家事分担に関しては、仕事や家事の好き嫌いなどで分けていくと良いでしょう。
僕達の場合、僕は皿洗いや洗濯に関しては最初からやっていましたが、彼女の仕事が忙しくなってからは、掃除もやっています。
料理は昔から一緒にやっています。と言っても、僕は補助的な役割をしていて、彼女が献立を決めたり、調理を担当していますが。
こうして、誰が何をするのか、何なら習慣的にできるのかなどを話し合ってみてください。
家事へのダメ出し
家事へのダメ出しもやられる方は結構しんどいです。
確かに、皿に汚れが残ったままになっているのは不衛生ですし、洗濯物がシワシワのまま乾いてしまってもイヤかもしれません。
ですが、ダメ出しのやり方によっては別れるきっかけにもなります。
日頃やってくれていることへの感謝は一切ないのに、「こんなので良いと思っているの?」「やり直せ!」「こんなマズイ料理誰が食べるの?」など、言葉や口調がきついとかなりきついです。
一般的に自分が間違っている時はまだ良いかもしれませんが、ただやり方が違うだけでダメ出しをされるのは、たまったものではありません。
よくあるのが洗濯物の畳み方や食器の片付け方などです。
この辺は、譲れる部分はどこなのか話し合いながら協力していきましょう。
価値観の違い
一般常識や、マナーはあれど、価値観は人の数だけあります。それは、同じ日本、同じ地域、同じ性別だとしても違います。共に育った兄弟・姉妹でも価値観の違いが生まれることがあるくらいです。
ましてや、育ってきた環境も性別も違う人が同棲するわけですから、その違いにビックリすることも多いです。同じ出来事に対しても、考え方や捉え方が全然違います。
もし彼、もしくは彼女と考え方や捉え方が同じだったとしたら、かなりラッキーです。
僕達の場合、ほぼ真逆なのかなというくらい価値観が合いません。
何か問題が起こると深刻に捉える彼女と楽観的な僕、ケンカの時も「もっとよく考えてよ!」「もっと楽に考えろよ!」の応酬になることも…。
よく二人で、「お互いの真ん中くらいだったらちょうど良いのにね」と言います。そして、「二人とも違う価値観だから良かったのかもね」とも。
長く同棲をしている僕からすると、価値観の違い事態は大きな問題ではないと考えています。
問題なのは相手の価値観を認めず、自分の価値観を押し付けようとすること。理想は「その考え方面白いね」と言い合える関係です。
何か行動を伴う場合は言い合いになることもあるかもしれませんが、相手の考え方も一理あるという前提で話し合いができると、大きなケンカに発展することはないです。
1人の時間がない
同棲を始めた頃は、一緒にいる時間が長いほど幸せを感じていても、慣れると1人の時間がないことに不満やストレスを感じるようになります。
職場ではもちろん、自宅に帰ってきてもパートナーがいるというのは、1人でリラックスできる時間がほとんどありません。
1人で過ごせる部屋(もしくは場所)がある広いなら良いかもしれませんが、初めての同棲生活なら狭い部屋を選ぶしかないカップルも多いですから、四六時中パートナーの目があるということになります。
特に男性は、1人の時間を大切にしていることが多いので、彼女はそれを理解できるように努めるのも一苦労です。
彼女への伝え方は大事
男は1人でボーっと考え事をしたり、ゲームや漫画などに1人で没頭したい時もあります。ですが、それを彼女…というか女性に伝えるのはかなり難しいです。
というのも、女性は「彼女と一緒にいる時が一番気が楽なんじゃないの?」と思っていることも多いので、1人で過ごしたい=私と一緒にいるのが幸せじゃないと誤解してしまうこともあります。
実際、僕達も僕が「1人で過ごしたい時間がある」と伝えた時、「自分と一緒なのがイヤなの?」と傷ついた顔をしました。1人の時間が欲しいのを伝えるのがかなり難しかったです。
僕にとって1人時間が大切なことは理解してもらったと思いますが、どこまで理解してもらっているのか、自分がどこまで伝えられたのかはわからないです。
男の人向けの言い方になってしまいますが、伝える時は一緒にいるのがイヤではないこと、誰もいない環境に身を委ねたい時もあることなどを伝えてみてください。
ですが、ただでさえ一緒にいる時間が短いのなら、寂しさを感じてしまうかもしれませんので、一緒にいる時間をどうやって確保するのかもセットで伝えてあげてください。
休日の過ごし方が違う
休日の過ごし方による違いは、結構大きなストレスとなって降りかかります。
インドア派とアウトドア派が別な場合も、ゆっくり過ごしたい人と外でエンジョイしたい人との意見がぶつかり合い、もめることになるでしょう。
仮にインドア派同士でも、お互いに別のことをやって楽しみたい人と、一緒に何かをして楽しみたい人だと意見が割れてしまいます。アウトドア派同士でも同じです。
この違いが大きければ大きいほど、ストレスの度合いも大きくなってしまい、最悪「お前とはやっていけない!」と別れのきっかけになってしまうことも…。
僕達も、僕がインドア派、彼女がアウトドア派なので、出たい・出たくないでケンカすることも多々ありました。
それを防ぐには、どのくらいのペースで家で過ごすのか、どんな時に出かけるのかなど、あらかじめ話し合っておくことが大事です。
相手のだらしなさが目に付く
・家では基本的に横になっている
・電気をつけっぱなし
・休日はほぼ意識がない
・下着、または裸でうろうろする
・食べた食器を片付けない
・靴下をそこらへんで脱いで放置
・彼氏の前でムダ毛処理
など
同棲をするということは、油断している姿を相手にさらすことでもあります。さらされた方は、その姿にガッカリ…なんてことも。
とはいえ、それを直させるのも直すのも大変です。自宅では好きなように過ごしたいと考えるのは普通のことなのに、常に意識して過ごさないといけなくなりますので、ずっとくつろげない状態になり、それが次第に「一緒にいるのが疲れる」となると、別れるきっかけになります。
食器を片付けるようにする、脱いだ靴下を洗濯カゴに入れるようにする程度なら、習慣になればストレスもほとんどなくなりますが、「一度起きたら夜まで横にならないで!」というものは結構しんどいですよね。
家ではリラックスして過ごしたいですし。
僕達の場合、だらしないからという訳ではありませんが、彼女からこんなルールを言い渡されました。
・ゲームは寝床ではやってはいけない(目に悪いから)
・ゲームをする時は時間を図る(長時間やりすぎて目を悪くしないため)
・トイレではマンガ禁止、勉強になる本ならOK(勉強のため)
など
こうしたルールは基本的に、僕の体や将来のために作られたものなので、少し特殊ですが、慣れるまでは「好きな場所で好きなだけゲームがしたい!」「トイレでもマンガを読みたい!」とケンカになりました。
相手のイヤな部分が見えてきた
・言うことを聞かない(耳を傾けてくれない)
・家に帰ったらテレビを見て過ごすだけ
・トイレを流さない
・自分のことしか考えない
・自分のことすらやらない
・思いやりがない
・いびきがうるさい
・ゴミをその辺に捨てっぱなしにする
・テレビをつけっぱなしにする
・テレビの音量がうるさい
・頻繁にタバコを吸う
・音楽を大音量で流す
など
片付けをしないことや家での過ごし方というのは、外で会っている時にはわかりにくいのですが、一緒に暮らし始めると目に付くようになります。
それは、自分が普段やっていたことが相手を不快にしているかもしれません。
それを指摘されたとしたら、いつもやっていたことなのですごくイヤな気持ちになりますよね。逆に、あなたが指摘した場合、相手もイヤな気持ちになるでしょう。
僕達の例で言えば、トイレットペーパーの取り換えをしない、動画やテレビの音を出しっぱなしにする、荷物を床に置きっぱなしにするなどです。
小さいことですが、お互い地味にストレスが溜まります。
お互い同じ価値観なら良いのですが、違う部分が多いとその分ストレスを感じる頻度も多くなります。
一緒にいることにマンネリ化する
人というのは、良くも悪くもすぐにその環境に慣れてしまうもの。
同棲する前は一緒にいられることを、まるで夢がかなったような気持になったとしても、1ヶ月もすればすぐに慣れ、マンネリ化してきます。
外で会っていた頃はお互い外に目を向けてたのに対して、同棲が始まると生活(内)に目を向けないといけなくなります。
そのせいで、トキメキはあまり感じられなくなり、時には親や兄弟と一緒に暮らしているかのような感覚になることも…。
デートのための外出も減り、一緒に外出したとしても日用品の買い物ばかり…、そして同じような毎日の繰り返し…。恋人と結婚相手は違うということを身に染みて実感できますよ。
僕も、恋人と一緒にいるという感覚よりも、仲の良い家族や異性といるような感覚に近いかもしれません。このマンネリ化を解消するには、いつもとは違うことをやってみることが大事だと思いました。
例えば、お互いあまりやらないことを一緒にやる、キャンプや旅行に行くなど。大きなことでなくても、家の近所の細い道を一緒に歩くなど、ちょっと違うことをやるだけでもワクワクしてきます。
彼女は髪色や髪型を変えてみる、いつもとは全然違うメイクをする、普段はしない格好をするなど、些細なことでトキメキが戻ってくることもありますよ。
僕で言えば、彼女が美容院から帰ってきた時に、思わずドキッとすることもあります。
こんな理由が別れるきっかけになったカップルも
インテリアの好みが違う
同じ部屋で生活するのですから、インテリアの好みの合う合わないは重要になります。カーテンの色一つでケンカに発展してしまうことも…。
カワイイぬいぐるみに囲まれたい彼女と、北欧スタイルにしたい彼氏となると、目指す部屋の雰囲気が全然変わりますから。
彼が働かない
同棲を始めた当初は、彼の夢を応援するために頑張って働いていた彼女も、いつまでも芽が出ず、しかも働かないとなると、それが別れるきっかけになることも。
1人で2人の生活を支えるくらい働くというのは、男でも厳しいのに、女性であるなら尚更厳しいでしょう。
それに、彼が稼げない=妊娠できないということでもありますので、彼女にとっても不安は大きいです。その期間が長くなるほど、別れる可能性は高くなります。
予定を教えない
シフト制の仕事なのに休みの日を教えない、帰ってくる時間を教えない、ご飯を食べるかどうかを伝えないなど、予定を教えないのは、同棲をしている人としてかなり困りますよね。
しかも、そういう人に限って「晩ご飯くらい用意しとけよ」とか「今日は一緒に○○に行こうと思っていたのに」とか言い出すから厄介です。
仕事上仕方のないこともあるかもしれませんが、パートナーの予定が分からないというのは、結構ストレスがかかります。
もし、あなたが教えないタイプだとしたら、わかる範囲だけでも良いので伝えてあげてください。
彼女のおならやげっぷに幻滅してしまう
生理現象なので仕方がない部分ではありますが、男性の中には女性がおならやげっぷをすると幻滅してしまう人もいるようです。
彼氏はそれを当たり前のことだと思う努力、彼女は女がおならやげっぷをすることをどう思うかを、事前に聞いておくようにしましょう。
僕の場合は彼女のゲップだけは「うっ…」と思ってしまうので、彼女はげっぷをする時はこっそりやっているみたいです。なんか変なニオイがするのがどうしてもダメなんですよね。
ちなみに、僕はげっぷが出ない体質なので、つい出てしまうという感覚は正直あまり理解できないので、そういう意味でも嫌悪感があるのだと思います。
勝手に携帯を見る
携帯というのは、プライバシーが詰まっているもの。いくら同棲をしている間柄とはいえ、それを勝手に見られるのは気持ちの良いことではありません。
不安に思う気持ちもわかりますが、「俺のことがそんなに信用できないのか!」と、相手にやましいことがなかったとしても、というよりもやましい気持ちがないほど、別れるきっかけになる可能性が高くなります。
携帯に限らず、机の中を覗き見るのも注意しなければなりません。
感謝の気持ちを忘れている
同棲をしていると、やってもらっていることが当たり前になり、ついつい感謝を忘れがち。ですが、やっている方はからすると、「たまには感謝してよ!」と思ってしまうものです。
ご飯を作るにしても、掃除にするにしても、仕事をするにしても、どれも当たり前のようで本来はありがたいことです。
パートナーが毎日やっていることでも、「毎日仕事頑張ってくれてありがとう」「毎日美味しい食事を作ってくれてありがとう」というように、感謝の気持ちを伝えるのを忘れてはいけません。
言葉以外にも、相手が好きなところに連れて行ってあげる、マッサージで労ってあげる、好きな料理を作ってあげるなども、相手に感謝の気持ちが伝わりやすいのでおすすめです。
僕達の場合は、彼女がこまめに「家事をしてくれてありがとう」と言ってくれるので、自分が家事をすることはありがたいことなんだなぁと実感できます。
ただ、頻繁に感謝されすぎて、感謝してくれることに対する感謝を忘れてしまいそうになることはありますが…。笑
食事マナーが悪いor合わない
食事マナーが悪い、もしくは合わないと感じるのも小さなストレスになります。同棲しているなら、一緒に食事をする機会も増えますから。
口の中に食べ物が入っているのに口を開けて話をする、箸の持ち方が悪い、テレビや動画を見ながら食事をする、くちゃくちゃしながら食べるなど。
お互いが問題がないと思ってるなら良いかもしれませんが、片方がマナーを気にする人、片方が「家での食事くらい好きにさせてよ」と思っている人なら、ストレスが溜まります。
味覚の違いがある
味覚の違いというのは、一緒に暮らし始めると大きな弊害になってしまうこともあるくらい影響が大きいです。
ラーメンだけでも、味噌かしょうゆかとんこつか、はたまた塩なのかで、ちょっとした口論になることもありますし、卵焼きも甘い方が良いのか、しょうゆで味付けしたら良いのかなども変わります。
肉じゃがやすき焼きも、「甘すぎて気持ち悪い…」という人もいれば、「甘くないとすき焼きじゃない!」という人も。
出身地が近いほど、大きな差はないかもしれませんが、好き嫌いの差が激しくなるとストレスも大きくなります。
外食なら別の料理を注文すれば良いだけなのですが、自炊する場合は別々で作るのも面倒ですしね。
僕達は、出身地は同じではあるものの、味の好みは全然違います。ですが、料理に関する好き嫌いは似ていますので、自炊で困ることはほとんどありません。
外食先を決める時にもめることはありますが…。僕は寿司ばっかりで彼女はカフェに行きたがります。「カフェご飯は高いし、量は少ないし」と僕がしょっちゅうボヤいたせいで、カフェにはすっかり行かなくなりましたが…。今では外食といえば僕の好み(寿司)が第一候補になるのが当たり前です。
たまには、彼女の好みにも合わせてあげなくてはいけませんね。
エアコンの使い方
エアコンの使い方も地味にケンカの原因になります。女性は寒がりで男性は暑がりの傾向がありますから。
ただでさえ寒いと思っているところに、クーラーを付けられたらイラっとしてしまいますよね。逆に、暑いと思っているのにクーラーを止められる方も不快です。
片方が対策ができるのなら良いかもしれませんが、どちらにしても一度相談してからエアコンを使うような配慮が必要です。
僕達は、不思議と暑いと寒いが逆になってしまうことが多いので、よく困っています。僕が暑い時は彼女は寒い、彼女が暑い時は僕が寒いって、季節を問わず本当に真逆なのです。
着る物で調節したり、多少は我慢したりと、お互いに譲り合って生活しています。
束縛が厳しい
同棲をしているのに相手の束縛が厳しいと、ずっとイライラをすることになります。
会社の飲み会に行くのもダメ、友達と遊びに行くのもダメ、当然夜遊びに行くのもダメとなると、全然自分のやりたいことができなくなってしまいます。
プライベートが全然楽しめなくなってくると、同棲解消まで秒読みです。
勝手に食べられるor使われる
楽しみに取っておいたデザートを勝手に食べられる、お気に入りのコップを勝手に使われるなど、ちょっとしたことかもしれませんが、結構不快になります。
かといって、『○○の物』とわざわざ書いておくのもなんだかイヤですよね。
自分の物でなくても、半分にしようと思っていたものを全部食べられてしまったというケースも。
僕達は、基本的に何でも半分ずつ食べるようにしているのですが、僕が彼女の分まで食べてしまうということがありますし、その逆もあります。
たまに「食べたかったのに!」と怒る(怒られる)ことはありますが、まぁ今度買えば済む話なので、ちょっと愚痴るくらいでケンカにまでなることはありません。
相手が几帳面すぎるor大雑把すぎる
「こんな畳み方はしないで!」「これはこんな風に片づけて!」というように几帳面な性格の人と、多少散らかっていようが気にならない大雑把な性格の人が一緒にいると、お互いストレスが溜まりますよね。
この違いで最も問題になるのは、相手に自分のやり方を押し付けてしまうことです。几帳面や大雑把を押し付け合っても喧嘩にしかなりませんから。
僕たちの場合は、どちらも大雑把であり、几帳面であり…という感じです。たとえば僕は牛乳パックの片づけ方やトイレットペーパーの取り付けはちゃんとして欲しいと思っていますが、彼女がこだわっている洋服の畳み方やキッチンツールの片づけ方については無頓着です。
今ではこの手の喧嘩はなくなりましたが、昔はかなり激しいバトルになったものです…。
会話が減った
同棲前は、これでずっと楽しく会話ができると思うかもしれませんが、いざ同棲を始めてみると会話が減ってしまうことがあります。
デートや電話でしか会話ができなかった時と違って、いつでも会話ができるからと、どんどん会話が減ってしまうというカップルも…。
片方がゲームやスマホばかりに夢中になってしまうのも原因の一つです。
それに、会話をしたとしても楽しい会話というよりも、ご飯をどうするか、なくなった日用品はいつ買いに行くのかなど、生活に関することばかりだったり、口を開けばケンカになってしまうパターンもあります。
コミュニケーションは大切なので、些細なことでも笑い合える関係が作れたらベストですよね。
同棲を秘密にされる
親や友人、職場の人に同棲を秘密にされていることが発覚して、それが原因で別れたという珍しいケースも。
同棲って結構大きなことなのに、それを秘密にされるというのは「自分と同棲していることを恥じているのではないか?」と不安になりますよね。
自分の中で考えても、相手への不信感が溜まっていくだけなので、実際に質問した方が良いです。
もしかしたら、特に何も考えていないとか、特に親しい人がいない、親と不仲と言ったことが原因かもしれませんから。
仕事が無くなった
同棲生活を続けていくうえで、お互いの収入というのは非常に大きな影響があります。
仕事が無くなるというのは、その人の分まで支えていかなければならないので、負担が大きくなり、時には貯金を切り崩したり、借金をしてしまうことになることも。
どんなに愛し合っていたとしても、仕事…というか収入がなくなると生活がガラリと変わってしまいますから、それについて行けずに別れを迎えることになります。
負担が大きくなる
収入面、家事、精神面など、片方に負担が大きくなると、支えている方は結構辛いです。二人分を補わないといけないのですから。
精神面というのは、相手が精神的に幼く、理屈を並べて伝えようとしても、感情で判断されて「とにかくイヤだ!」と、協力してくれないというように、精神面で支えないといけないことです。
ただ、これはバランスが大事で、仮に収入面を彼氏が補う代わりに、彼女は家事を全部やるというように、お互いが納得のいく形であれば問題ありません。
ですが、「なんで自分がこんなに…」と思い始めたら危険です。早いうちに話し合い、相手に協力してもらえないかを相談しておかないと、別れのきっかけになりますよ。
僕達は、収入面は彼女が補い、家事は僕がやるという形ではありますが、お互いに納得してこの形になりました。
とはいえ、お互いに補ってもらっているという感謝を忘れてしまうと、それがきっかけでケンカに発展してしまうことも。特に僕はすぐに当たり前だと思ってしまいますので、意識して感謝するようにしています。
異性として見られなくなった
ずっと一緒に生活していると、異性としてというよりも、家族や友人、戦友みたいな位置付けになってしまうことがあります。
これは自覚なくそうなっていることが多いので、普段から気を付けていないといけません。気が付いた時には手遅れ…なんてことになったら悲しいですよね。
普段から手を繋ぐ、ハグをするなどのスキンシップを意識して同棲生活を送りましょう。それをするだけでも全然お互いの意識が変わります。
「こんな人だと思わなかった!」幻滅する前に考えて欲しいこと
同棲をして別れるきっかけになった人の中には、「こんな人だと思わなかった!」という話を聞くことは珍しくありません。
確かに、同棲をするとその人の知らなかった部分が分かるようになりますし、一緒に生活をしていくうちに、必ず何かしら変化があります。
それは同棲するしないに限らず、人と人との関係は一緒にいる時間と環境に応じて、どんどん変化していくもの。
それなのに、同棲前に「この人はこんな人!」という枠組みを作ってしまいますから、それがストレスとなってしまい、別れるきっかけになるような出来事が何度も起こってしまうのです。
人は変わっていくから面白い
付き合っている期間が短いならまだしも、同棲中の人なら、変化を恐れてはいけません。仮に最初はパートナーが優しかったとしても、その優しさの形というのは変化してしまうものですから。
付き合い始めの優しさというのはわかりやすいですが、長く一緒にいるほど優しさはわかりにくくなってしまうものです。省略されてしまうこともありますし、雑になることもあります。
ですが、それは愛情が薄れてしまったのではなく、分かり合える部分が増えたため、そんなに丁寧に優しく接しなくても愛情が伝わると感じたから。わかりにくいからと言って、パートナーの優しさはまだあると思いますので、それを探してみてください。
つまり、こういうことです。
まとめ
別れるきっかけというのは、浮気のように必ずしも致命的なものとは限りません。電気の点けっぱなしを繰り返したとか、金銭感覚の違いなど、プチストレスだって積み重なれば別れるきっかけになるということです。
これから同棲をするあなたに伝えたいのは、プチストレスの内に解消しておきましょう!ということです。ストレスが大きくなっていくと、怒りがものすごい勢いで膨らんでいき、修復不可能になってしまいますから。
小さなスレ違いをいちいち正しくいくのは、正直面倒くさいですし、くだらない議題も多くなりますが、あなたには分かり合う努力ができるカップルになって欲しいです!
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実際、僕も彼女が買う化粧品や美容グッズの値段を聞いて「高っ!これで〇千円?」となったことがあります。
彼女の方は僕の趣味を理解してくれたのですが、僕はたったこれだけで〇千円かぁ…となって、ケンカに発展してしまったことがあります。
今では相場も分かってきたので「そんなもんかぁ」くらいしか思わないのですが、初めて聞いた時はその金額に仰天しました。