今でこそ、喧嘩ばっかりのカップルとして色んなエピソードを持つ私たちですが、付き合ってから2年くらいは(ほぼ)喧嘩しないカップルでした。
その頃を振り返ってみると、今よりも幸せだったなぁとか、ラブラブ仲良しだったなぁと思った記憶は正直ありません。
覚えているのはイライラしていたこと、モヤモヤしていたこと…です。
だから分かるんです。「彼氏が優しいから喧嘩しない」ことで不安になる気持ちが。
本来、優しい男性は彼氏として魅力的な存在だと言えます。それがなぜ、不安要素になってしまうのでしょうか。
彼氏がとっても優しかった頃、私が感じていたこと【体験談】
彼氏のイツキと付き合い始めの頃、彼の印象はこうです。
穏やかにニコニコしていて、いつも私の話を聞いてくれて、心配してくれて、私を一番に考えてくれて…。
とにかく「優しい」がしっくりくる彼氏でした。
…にもかかわらず、私はそんなイツキにイライラしていました。当時、彼によく言っていた台詞は「何考えてるか分からない!」「なんで何も言わないの!?」でした。

ちなみに私は、今も昔もよくしゃべり、よく怒る人です。でも短気ではないと自負しております(?)
だけど、今の彼はよく怒ります。同棲を始めた頃から喧嘩の時に怒鳴りつけるようになりました。これまで抑圧されていたのが解放されたかのような感じでしたね。

ちなみに私は怒鳴るどころではなく、ヒステリー真っただ中なお年頃でした。あの頃と比べたら今はかなり落ち着きましたが、まだまだ相当やかましいです。

ヒステリーになると、話を聞かなくなるしキンキン声でうるさいから、ついつい怒鳴ってしまいます。
優しくないけど、優しい彼
人はあまりにも感情的になると、ロクなことを言いませんよね。例に漏れず、彼もものすごい暴言を放ってきました。
そのストレスなのか、私は過呼吸のようになったり、記憶がなくなったり、寝込んだり…。若いころは色々ありました。

ちなみに、私はありもしない暴言を放つことは滅多にありません。ただ、事実攻め&正論攻めがすごいのだとか。彼を追い詰め、逃げ道をふさぎ、徹底的に縛り上げます(彼曰く)。
私自身としては全面否定しますが、またいつか詳しくお話できればと思います。
だけど、付き合い始めの「優しい彼」に戻って欲しいと思ったことはないです。彼の話を聞き、色々考えた末に、怒りを爆発させるのは彼の人間的な成長に必要だと感じたので。
ただ、暴言はダメです。ありもしないことを「ある」と言われ、やってきたことを「やっていない」と言われる…。そんな日々にはうんざりしていたので、そこだけは必死に訴えてきました。自分の心は自分で守らなくちゃですよね。

ちなみに、今は怒りの根源を自分で探るようになってきたので、むやみやたらな暴言はありません。「ちょっと言い過ぎ」で済む程度です。
あ~良かった良かった。笑

…(怒)
彼氏が優しいから喧嘩にならないの?
彼氏のイツキがかつて、言いたいことを言わず、喧嘩を避けてきたのは、優しさではなかったと思います。本人も、言いたくても言えなかったと振り返っていました。
言えないのは優しさではありません。むしろ言ってあげたほうが相手のためだという場合もありますよね。そもそも「言えない」というのは、その本人の都合であって、相手のためではないわけですし。
喧嘩をしないのか、できないのか
今の私たちは多少成長したので、優しさから「喧嘩をしない」ようにすることが、出来るようになってきました(たまにですけど…)。
意見が対立した時には、相手の気持ちを考えた上で話すようにしています。あとは、相手の話に耳を傾けるよう心掛けてもいます。それをお互いがやっていれば、喧嘩になるほうが難しいですよね。
ただ…これってすごく難しいです。特に感情的になっている時は。だから、10回に1回出来るかどうかくらいの確率でしか、大人の対応はできていません。
喧嘩ができないとは
喧嘩をしないとは、喧嘩する必要性がないということです。本来、恋人に抱いている思いやりや優しさが十分に使われていれば、喧嘩しなくてもいいですよね。
では、喧嘩ができないとはどんな状態を指すのでしょうか。
上で触れたイツキのように、言いたいことが言えないというのがあると思います。
あとは嫌われたくないとか、どちらかが高圧的な態度を取ってくることで怯えている、もしくは、自分さえ我慢していれば…という自己犠牲的な考えを持っている場合もあります。
いずれにしても、表向きは優しさのように見えていて、実際は別の問題が潜んでいることがあるのです。
あなたの彼氏は優しいから喧嘩をしないのか、それとも喧嘩ができない事情を抱えているのか、まずはそこを見極めてみてください。
本当の優しさって何だろう?【まとめ】
喧嘩する必要がないのではなく、「喧嘩ができない」カップルだと思うのであれば、彼氏の優しさについて一度じっくり考えてみてください。
その中には、恐らく彼の本当の優しさも隠れているはずです。

かつてのイツキが、言いたいことを言えない時代を振り返った時、「ツムギ(私)が悲しむ顔・傷ついた顔を見たくなかった」と言ってました。
それは彼自身の都合だと思います。ですが、私の痛みを自分の痛みのように感じるからこそ、言いたいことが言えないのかなとも思うのです。それって私に対する優しさかなぁって。
あなたの彼氏は、自己保身から喧嘩を避けているのかもしれません。ですが、だからといって優しさがないということでもないのです。
ですから、優しさの使い方を間違えている…と考えてみてはいかがでしょうか。
優しさは使うべき場所を間違えてしまったら、変な道に向かってしまうことがあります。そうなってしまうと、2人の関係性が悪い意味で変わってしまいます。
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