一人の時間が欲しいと思わなければ悩まないのに、家族に負担をかけることがないのに…。その悩みって本当に辛いですよね。
そうは言っても、簡単に手放すこともできませんし、家族に理解してもらうのも難しいもの。
僕も同じように、生きていくうえで一人の時間が必要不可欠と言っても過言ではありません。そんな僕も、彼女にこのことを伝える時は本当に苦労しました。
ここでは、僕の経験から、どうしたら上手に伝えられるのか、そもそも家族がいるのに一人の時間が欲しいと思うのは間違っているのかなどについてお話します。
家族がいても一人の時間が欲しいと思うのはおかしくない
最初に伝えておきたいのは、一人の時間が欲しいと思うのは良いか悪いかで考えないで欲しいということです。ただそういうタイプなだけ。
そこに良いも悪いもありません。
改善しようとして努力することで、多少は楽になると思いますが、一人の時間が欲しいという欲求自体が消えることはないと思っていた方が良いです。
無理になくそうとしたり、思い悩むのは辛いだけです。
大切なのは、そんな自分の性質とどうやって付き合っていくかということ。なくなったら…と考えるのはやめて、どうやったら自分の性質とうまく付き合えるのかについて考えていきましょう。
家族がいたら諦めないといけないの?
「付き合い方を考えって言っても、家族がいたら一人の時間を作るのは無理なんじゃ…」と思うかもしれません。
確かに、家族がいる人にとっては難しい問題でもあります。理解してもらうのに時間と労力がかかるかもしれません。
ですが、あなたにとって、一人で過ごす時間はかけがえのない大事な時間。家族ももちろん大事だけど、自分をケアできていないと、その大事な家族にストレスをぶつけるか、自分自身を責めるようになります。
その結果家庭がめちゃくちゃになってしまっては元も子もありません。
だから、自分の好きなように一人の時間を確保して良いという訳ではありませんが、お互いによく話し合い、納得のいく形を探す必要があります。
家族に理解してもらうためには
自分の気持ちを細かく知る
一人の時間が欲しいと訴える前に、自分の気持ちを事細かに知っておく必要があります。
この2つの質問は必ずと言っていいほど来ます。
そして、自分自身で知っていなければ答えることはできません。細かく知っておく必要があるのは、自分でも曖昧なままだと、相手はもっとわからないからです。
とはいえ、一人の時間が欲しい理由を考えるのも難しいですし、一人になりたいけど家族といるのが嫌という訳でもないという、一見矛盾したようなことを伝えるのは至難の業です。
自分がどうして一人の時間が欲しいと思うのか、というように、どうしてorなぜと自分に問いかけてみてください。そうして追求し続けることで、自分の本心を見つけることができます。

ちなみに、僕の場合は、人が近くにいるだけで気になって心からリラックスできないということだった。
パートナーを非難しない
一人の時間が欲しいと伝える時は、パートナーや子どもを責めてはいけません。あくまで自分主体で話をしてください。
「こういう理由で一人の時間が欲しい」「自分には大切な時間だ」と伝えてみるのです。ダメなら「代わりに○○するから」というように、条件を付けてみるなどの工夫をしてください。
パートナーの気持ちを理解するように努める
パートナーや子どもはあなたと一緒にいたいと思っているかもしれない。というより、一緒にいたいと思っていた方が良いです。
その気持ちを振り切って、一人の時間を作ってもらおうとしているということを自覚してください。
もちろん、罪悪感を煽りたい訳ではありません。一人の時間が欲しいという気持ちは、僕も痛いほどわかりますから。なんなら、一人の時間が欲しいと主張して喧嘩になったこともありますし。
ただ、言われた方も言われた方の辛さがあるからです。
一緒にいたいと思っている人に、「自分は一人の時間が欲しい」と告げられるというのは、あなたも想像できると思います。
なので、傷ついていることを前提として、話し合いをしてみましょう。
現実に可能かどうか考える
あなたにとって一人の時間は必要不可欠とはいえ、パートナーがいて子どもがいるのは事実です。
パートナーに負担をかけてまで一人の時間を確保しようとすると、それはそれで破綻してしまいます。
一人の時間が欲しいと言っても、その時間をどれくらい確保できるかについては、家族とよく話し合って時間を調整する必要はあります。
もしあなたが1日に2時間は一人の時間が欲しいと願ったとしても、それが現実として難しいのなら、1日に1時間までとか2日に1時間というように、微調整していく必要があります。
まとめ
何度も言いますが、一人の時間が欲しいと家族に理解してもらうのは、本当に大変です。
僕のことをよく知っていると思っていた彼女でも、一人の時間が欲しいと告げた時は、すごくショックを受けている様子でしたし、パニックになっていましたから。
子どものいる家庭なら、気持ちだけでなく、時間的な問題や子どもと関わりもあるので、途中で放棄してくなることもあるでしょう。
ですが、あなた自身のため、そして家族のためにも一人の時間を確保できるように頑張ってください。
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