彼女から「ひとりの時間が欲しい」と言われたら、「もしかして俺と一緒に居るのが嫌になった?」「別れたいってこと?」と不安を感じると思います。
もし、あなたが彼女と1秒でも長く一緒に居たいと思うタイプなら、よりその不安は強くなるでしょう。
ですが、その不安は必要ないかもしれません。
ここでは、彼女が「ひとりの時間が欲しい」と言う時の心理、言われたらどうしたら良いのかなどについてお話します。
ひとりの時間が欲しい=ふたりの時間がイヤではない
どんなに愛している相手だとしても、四六時中一緒に居続けるのがストレスに感じてしまう人もいます。
これは、男性に多い傾向があり、僕もひとりの時間が欲しいタイプです。彼女と一緒に過ごす時間も大事ですし、楽しくて貴重だとも思っています。
ですが、ひとりの時間と二人で一緒に居る時間は、どっちがいいとかイヤという訳ではありません。
すしが好きだからって、ずっとすしを食べる訳ではありません。そして、「ステーキも食べたい!」と言われて、「え?すしはもう食べたくないの?」とはならないはずです。
感覚としてはそんな感じです。
不安を感じてしまうのはまるでシーソーのように、ひとりの時間が欲しい=ふたりの時間は要らないと、直結させてしまっているからだと思います。
必ずしもそうではないということを前提に読み進めてください。
「ひとりの時間が欲しい」の真意
一人でリラックスしたい
「今は自分のペースで過ごしたい」。
と思った時、ゆっくり羽を広げて一人でのんびりしたくなるものです。
僕は、ツムギ(彼女)と同棲していて、ほぼ24時間一緒に居るので、そばにいて当たり前ですが、近くにいるだけで必ず気を使ってしまいます。
ツムギが何も言っていないとしても、こっちが勝手に気を使って、色々考えてしまうことがあります。
それに、「今から買い物行かない?」「○○行きたい」「お腹空いたなぁ」というように、急に予定が入ってしまうことがあります。
ある程度は慣れてきたのですが、僕は急に予定が入るのが苦手なので、時期によってはイライラしてしまうことも…。
そんな感じで、僕達は15年近く付き合っているのに、心が乱されることがあります。もし、付き合って1年未満であれば、自分のペースで過ごすのは難しいでしょう。
もしかしたら、「邪魔しないし何も言わないから、一緒に居たい」と言いたくなるかもしれませんが、そういうことではありません。
例え一言も発さなかったとしても、近くに居るだけで気を使ってしまうのです。そもそも、一言も発さないなら、それはそれで気になるし…。
あなたの彼女もそんなタイプだとしたら、一人でリラックスできる時間が欲しいのかもしれません。
疲れている
疲れている時の顔というのは、彼氏にはあまり見られたいものではありません。
それに、いつもの自分らしくいられないので、迷惑をかけてしまうのではないかとか、自分の嫌な部分を見せてしまうのではないかと思うと、一緒に居たくないと考えてしまうものです。
内向的な性格なら、仕事で疲れを溜めやすく、一人でいる時にストレスを解消しようと考えます。
付き合ってそんなに長くないのなら、自分の嫌な部分はなるべく見せたくないと思うのが乙女心。
あなたからすると、「自分が癒してあげたい」と思うかもしれませんが、あなたの目を気にしてしまう時点で疲労が溜まってしまうものです。
八つ当たりしたくないから
男は普段忘れてしまいがちですが、女性には生理というものがあります。
生理の前~生理中は、イライラしてしまうのが分かっているので、八つ当たりしないためにひとりの時間が欲しいと言っている可能性があります。
そのイライラは考え方とかではなく、本人の意思に関係なく出てしまうものなので、男性にとっては理解しがたいものがあります。
生理前に限らず、人間関係や仕事で嫌なことがあってイライラしている時とかも同じです。
一緒に居たくない…
一緒に居るのが疲れるとか、あなたとは何か合わないと感じている可能性も否定できません。ここで紹介している中では最悪の事態と言えます。
一度距離を置いた結果戻ってくる可能性もありますが、その可能性は低いです。
女性は不満を溜めてしまう傾向があるので、何かをきっかけに突然爆発させてしまうことがあります。
普段から彼女にとって何か嫌な思いをさせてしまっていた場合は、ある日突然別れを切り出されてしまうかもしれません。
彼女に「ひとりの時間が欲しい」と言われたら
理由を聞く
すでにやったかもしれませんが、まずは一人の時間が欲しい理由を聞いてみてください。
この時に注意して欲しいことは、受け入れる前提に理由を聞くということです。
そんなこと言われても困るとか、「俺と一緒にいるのが嫌ってこと?」というように、否定的に捉えてしまわないようにしてください。
自分の感覚を押し付けない
人は無意識のうちに自分の感覚を押し付けてしまっていることがあります。
例えば、「会ってるのは休みの日だけじゃん!」「これだけひとりの時間があれば十分でしょ!」とかです。
どれくらいひとりの時間が欲しいのかは個人差があります。
あなたは1日に2時間くらいあれば満足できる人だとしても、彼女は週に1回でも丸一日欲しいと思っているかもしれません。
また、どんな風にひとり時間を取りたいのかも人によって違います。
1回でも良いから長時間欲しい人、短時間でも良いからこまめに欲しい人などです。
どのくらい一人の時間が欲しいのかは、彼女に直接確認してみてください。
その答えが、あなたにとって不自然だと感じたとしても、彼女にとっては必要な時間なのです。
あなたもひとりの時間を満喫する準備を始める
彼女から「ひとりの時間が欲しい」と言われた時、別れの危機なのか不安に感じてしまったり、寂しいと感じてしまうかもしれません。
本当に別れの危機であれば、あなたも今後の付き合い方を考えていく必要がありますが、そうでないならひとりの時間を満喫する準備始めましょう。
準備とは、自分にはどんなものが合っているのかを探してみることです。
付き合ってからやめた趣味があるなら、再開するのも良いですし、今も楽しんでいる趣味があるなら趣味の時間を増やしてみましょう。
特にやることがないのであれば、やったことに挑戦してみるのも良いです。現代にはひとりの時間を満喫できるものがたくさんありますから。
例えば、読書や勉強、ゲーム、マンガ、映画、プラモデル、ジグソーパズルなどです。
理想は彼女と一緒に過ごすことだと思いますが、ひとりでの過ごし方さえ分かっていたら、寂しさも和らぎますよ。
食い下がるのはお勧めしない
もっと彼女と一緒の時間を共有したいと思っていると、やっぱり納得できない部分もたくさんあると思います。
ですが、だからと言って食い下がるのはやめてください。
そもそも、食い下がられると自分が大事にしたいこと(ひとりの時間)を奪われると感じて、あなたとは付き合っていけないと結論付けられてしまう可能性があります。
彼女だって、譲れる部分は譲ろうと思っているはずですし、あなたとの時間も大事だと思っているはずですから。
それなのに、あなたが譲る姿勢を見せないと一緒にいるのが苦痛に感じてしまうのです。
理解してくれるなら、あなたに感謝すると共に、大事なことを理解してくれるかけがえのない人だと感じて、末永くお付き合いしたいと思う可能性が上がります。
僕の場合もツムギが理解してくれるから、長く一緒にいられるのではないかと思っています。
最初の内は納得できない部分もあるかもしれませんが、彼女にとって必要なものだと考えて真剣に向き合ってみてください。
まとめ
忘れてはいけないのは、ひとりの時間が欲しいと主張してきたからと言って、あなたとの時間がイヤだった訳ではないということです。
必ずしもそうとは言えないのですが、それを前提として考えることで、冷静に判断できるので彼女の真意も伝わるでしょう。
まずは、落ち着いて話し合いができるコンディションに整えてください。話し合いをするのはそれからです。
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