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好きなのに喧嘩…何年も経験して分かったこと

好きなのに喧嘩 カップルの喧嘩
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「好きだからこそ喧嘩する」という意味、分かります。好きだからこそ感情的になるものだ、好きだからこそ分かってもらいたいと必死になるものだ…って感じることは今でも多いですから。

だけど、同時にこうも思います。好きなのに喧嘩するのはなんでだろう…って。

喧嘩をしている私たちは、嫌な感情をぶつけ合って、傷つけ合ってという循環からなかなか抜け出せません。一晩中、喧嘩することもつい最近までは珍しいことではなかったし…。

喧嘩の後、悔しいやら、悲しいなら、ムカつくやらで心がザワザワしている私は、色んなことを考えます。今日はその時のことを中心にお話したいと思います。

2020年に突入してからの私たちは、過去一と言ってもいいくらい穏やかに暮らしています。彼がものすごく変わったことが大きいです。怒りに任せて暴走することがほぼなくなりました。そんな彼を見習って、私も少しですが変わりました。

心の余裕が出てきたので、【好きなのに喧嘩をする理由】について、これまで考えてきたことをまとめてみます。

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①世話を焼きすぎてしまうから

度が過ぎてしまうから、好きなのに喧嘩をしてしまうのでしょうね…。

これは完全に私に原因があります。

彼が困っていると、私は必要以上に手出しをしてきました。彼は彼のペースで考えたいだろうに、頑張りたいだろうに、ついつい近道を教えたくなってしまうんです。

それは私が年上だからしっかりしなくちゃという気持ちが、悪い風に出てしまっているからでしょうが、もうひとつ思い当たることがあります。それは同じ仕事をしていることが関係しています。

私のほうが先に始めたし、私は自分のレベル上げが好き。割と熱心に学んできたというのもあり、かつて私がつまづいたところで彼が立往生していると、ここが近道だぞ!と道を正そうとします。

ですが、これからスキルを身につけていく側からすると、いきなり道を示されてもピンとこないようです。加えて彼は、インプットの量が多すぎてフリーズを起こしているのか、アドバイスされることに抵抗があるのか、はたまた私の教え方が悪いのか…高確率でスルーするんですよね。

で、結果失敗して、私がフォローに入って余計な労力を使うから私もムカつく。「教えあげたのに!」と偉そうな態度になってしまうのも、悪いところだなと思います。この頃には、好きという気持ちはほぼ意識できない状態になっています。

僕からすると、「こうした方が良いよ」という情報が多すぎです。「AもBも、Cもあるよ。あ、Dも取り入れるともっと良くなるよ」という感じ。

 

高確率でスルーと彼女は言っていますが、「なんでBやってないの?」というように、やっていないことを注意されている感覚でした。

 

一つ習得するのも大変なのに、新しいスキルやテクニックを一度に言われても、頭の中はパニック状態でした。教えてくれるのは本当にありがたいのですが、僕の能力が低いせいでうまく使いこなせず…。

 

それで注意される→出来損ないと言われた気がして傷つく(僕の思い込み)→怒る→ケンカという流れ。

解決策)ルールを決めて楽になった

彼が知識を吸収しないことが大問題だと思ってきましたが、2020年の私は自分を軸にこの問題と向き合ってみました。そこで気になったのは、「彼のために無理している自分」でした。

無理は彼のためにやっていたつもりでしたが、彼にとっては無理をしてまで教えてもらいたくはないだろうと。

それからもうひとつ。「彼の都合はまるで無視」というのもいけなかったですね。たとえば超疲れている時に教えたってぼんやりしてしまうのは目に見えています。それなのに私はちゃんと聞いて!と怒っていました。

そんな自分の問題点を意識しつつ、3つのルールを掲げて実行してみました。

・彼が話を聞ける状態ではないと思ったら、サッと引く
・彼が苦戦していても安易に手を出さずに見守る
・教えることにこれまで以上に集中する

上の2つが実践できるようになると、教えることにものすごく集中できるようになりました。彼もちゃんと吸収しなくては!と思う気持ちが高まり、たった2カ月でものすごく成長しました。

働くとは生きること。何かのドラマで(ハケンの品格だったかな?)で耳にしてから、お金のためではなく、自分のために働きたいと思うようになりました。その気持ちを教えることに反映させられるようになって、本当に幸せです。

好きなのに喧嘩する理由は「好きだから」だと思っていましたが、頑張る方向性を間違えてしまっていたからなんだなぁと認識を改めるきっかけになりました。

最初の内は、話を聞ける状態ではないと思ったらさっと引く、ということに不快な気持ちになったこともありました。ちゃんと聞いていただろ!みたいに思って。

 

でも、集中できていないことに自覚できるようになってからは、情報を浴びせてもらうのではなく、自分から習得するという気持ちで教えてもらえるようになりました。

 

心なしか、彼女も教える時に余裕が出てきたのか、今までのピリピリ感が和らぎ、ほんわかした雰囲気になりました。

②「好きだから当たり前」と思い過ぎていたから

好きなら相手の短所を受け入れて「当たり前」
好きならサポートするのは「当たり前」
好きなら無理をするのは「当たり前」

この「当たり前」という感覚が間違っているとは思いませんが、「どちらが当たり前と思っているのか?」は重要です。

たとえば、私は生活面でだらしないところが短所です。これを彼が「好きだからそんな君も受け入れるのが当たり前だよ」と言うならオッケー。問題ありません。

彼からしたら「俺って器の大きな男だなー」とちょっと誇らしく思えるでしょうし、私も「受け入れてもらって嬉しい!」とだらしなさを改めるきっかけになったりもします。

ですが、私が「好きなんだから、私の短所を受け入れるのは当たり前でしょ」と言ってしまったら、途端に重たい荷物を彼に背負わせてしまっている感じになります。

「当たり前」は、どんな状況・誰が言うかで、180度変わってしまう言葉なんですね。

確かに、僕は無自覚に「彼女なんだから教えるのが当たり前」だと思っていたのかもしれません。

 

教えてもらう方が当たり前だと思っていたら、教える側は不快です。だから喧嘩ばかりだったのかも。本当はありがたいことなのですから、これからはもっと意識して教えてもらいたいと思います。

解決策)感謝の言葉で「当たり前ではないこと」を伝える

当たり前だと思ってはいけないというのは大前提として、「相手にも当たり前だと思ってないよ!」と伝えることも同じくらい大切だなと思いました。

私は元々、感謝の言葉を彼に伝えるようにしていました。私が家事をしない分、彼に負担をかけてしまっているので、有難いといつも思っています。

ですが、好きなのに喧嘩をする原因として、いつも仕事が絡んでしまっているという事実があります。ですから、仕事面で当たり前を外していかないと、喧嘩はなくならないと思いました。

そこで実践したのが、仕事の当たり前を排除していくことです。

・何を言われても喧嘩をしても、この仕事をやりたい意思は変わらない
・私のアドバイスを真剣に聞いてくれた
・仕事のクオリティが上がった など

どれも当たり前っちゃあ当たり前。だけど、この当たり前の積み重ねがないと、お互いストレスで大変なことになってしまいます。

だから、労うという形で、当たり前のことを当たり前にしないよう伝えてみました。同じネタで何回労っても、彼は嬉しそう。

今までは一度伝えたことは、二度、三度と伝えようと意識したことはありませんでした。今はプラスな言葉は、胸にしまわずに何度でも労ってあげたいなと思っています。

彼女から、頻繁に感謝の言葉を伝えられますので、僕としても毎回嬉しく思います。

 

そして、感謝されると自分も彼女に対して感謝できる部分はないか、無意識に考えて「教えてくれてありがとう」とか「いつも○○してくれてありがとうね」と伝えるようになりました。

 

この習慣は、お互いがお互いを労うために良いことなので、これからも続けていきたいと思います。

「好きなのに喧嘩をするのは仕方ない」は間違っていた【私の結論】

好きなのに喧嘩をするのは、好きだからこその喧嘩だから仕方ないと思ってきました。

だけど、色々試してみる中で、喧嘩は減り、シビアな話もお互い落ち着いて話せるようになりました。おまけに好きという気持ちは前よりも実感できるようにもなって、嬉しいことづくしです。

ちなみに、この記事を書いている中でも、ひとつシビアな話し合いを成功させてきましたよ(もちろん私だけのおかげではありませんが。彼も眠い中、一緒に考えてくれました)。

①世話を焼きすぎてはいけない
②当たり前は当たり前ではない

2つに気を付けるだけで、「好きだからこそ、あなたが大切であることを一番に伝える」という目標に近づいている感じがします。

「好きなのに喧嘩するのは仕方ない」という認識は間違っていたなというのが、今の私の結論です。

そもそもの話、「仕方がない」と結論付けると、あまり良いことはありませんよね。思考が停止してしまうし、ものすごい強力な言い訳になってしまいますから。

喧嘩を減らすことを目標に掲げた自分改革でしたが、「仕方がない」を排除するという改たな目標も加わりました。

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