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すぐ喧嘩になる人って何が原因なの?

体験談
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すぐ喧嘩になる人って身近にいませんか?うちの場合、かつての私と彼氏はまさに「すぐ喧嘩になる人」でした。

すぐ喧嘩になる原因としてまず思いつくのは、短気な性格なんだろうな…ということですが、それだけは片づけられない内面のごちゃごちゃを抱えている場合もあります。

私と彼氏のイツキが、”すぐ喧嘩になる人”だった頃、どんなことを抱えていたのか振り返ってみました。そして今、すぐ喧嘩になるわけでもなく穏やかに過ごせている理由についても考えてみたいと思います。

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「すぐに喧嘩になる人」の内面を探ってみたら4個思い当たることがあった

1⃣だんまり期間が長かった

私の学生時代は、とにかく目立たないようにすることをモットーに生きてきました。いい人だと思われたい…というか、いい人でいないと価値がないという謎のプレッシャーがあって。

だから、自分の意見を言うなんてあり得ないし、感情を見せるなんて絶対に無理!そんな日々が当たり前でそこに何の疑問も持たず、大学を卒業・就職しました。

ですが、社会人になると、いい人でいる努力は邪魔でしかなくて、何度も上司に怒られました。「そんな感情がない言葉では誰も動かない」と。

感情を出すことが怖くて怖くて仕方なかったけど、それでは仕事ができない。後ろに怖い上司が立ってにらみつけている。追いつめられた私は思い切って大声を出しました。当時のことは今でも割と細かく覚えています。私にとっては人生が変わったというか、生まれ変わったような気分といっても言い過ぎではなくて。

だって、ずっと自分を押し殺して生きてきたのですから。

開放的な気分になり、エネルギーが湧き水のように溢れてくるような感じがして、生きているってこんなに楽しいんだなと思いました。

問題なのはここから

自分を出して生きていけるようになったのは、最高の気分でした。

ですが、感情の暴走も同じ時期に始まってしまいました。今思えば、とめどなく溢れてくる活力を、どう扱ったらいいのか分からなかったのだと思います。

自分が進む道を邪魔されていると感じたら、すぐ怒りに繋がり、そこから喧嘩になっても仕方ないという気持ちで相手に挑むようになりました。

特に被害を受けたのはうちの両親でしょう。

親に対する尊敬は失われ、自分の主張を通すこと以外は何も考えてはいなくて。ひどい暴言も投げかけてしまいました。

仕事の場ではそういう暴走を抑えているつもりでしたが、もしかすると仕事仲間にも、すぐに喧嘩になる人という印象を持たれていたかもしれません。

2⃣自分の主張を通すことに執着していた

すぐに喧嘩になる人時代は、周りのアドバイスや意見に耳を傾ける機会は少なかったです。とにかく自分の主張を通すことが何よりも大事だと思っていました。それが信念を持つことだと信じていましたし。

それが信念とは程遠い、ただの執着だったと気づくまでには2年くらいはかかったかと。私の若気の至りに巻き込まれてしまった人たちには申し訳ないことをしました…。

3⃣心にゆとりがなかった

私自身を振り返っても、周りを見ても、心にゆとりがない人は怒りに火がつきやすいなと感じました。

心にゆとりがないと、視野が狭くなりますし、ちょっとした刺激が怒りに繋がってしまいます。すぐ喧嘩腰になってしまうのも無理はありません。

4⃣自信がなかった

私が人生で最も”すぐ喧嘩になる人”だった時代は、社会人1年目でした。

とにかく頑張らなくちゃ、結果を出さなきゃ、上に行かなくちゃと奮闘する毎日は充実していましたが、一方で自信がある風に振る舞っていた自分には限界を感じていました。

社会人一年目の職場は、若い内から色んなことを経験させてくれる場所で、成長するには最高の環境でした。ですが、勤めて半年で管理職を任されるようになった頃は、ウソで固めた自信で空回りしてしまって失敗ばかり。それでも自信があるように振る舞っていたので、心の中はボロボロでした…。

自分が掲げた理想と現実があまりにも違いすぎて、辛かったです。そんな自分に腹が立ち、周りにも怒りをぶつけていたのかもしれません。

今回は私の過去を振り返ってみましたが、4つの項目自体は彼氏のイツキにも当てはまります。彼の場合は特にダンマリ期間が長かったことが大きかったかと。

 

彼がものすごく怒りやすかった時代は、正しい道・進みたい道なんかどうでもよくて、論破してやろう、思いきり怒鳴りたいという気持ちでいっぱいだったそうです。

【すぐ喧嘩になる人→そうでもない人】に変わったのはなぜ?

現在の私とイツキは、すぐ怒る人は卒業できたかなと思っています。まだまだ喧嘩することはありますが、すぐに喧嘩を仕掛けることはなくなりました。

そこで、なぜ今は落ち着いているのか考えてみました。

真っ先に思いつくのは、怒りとの向き合い方が変わったというのが大きいと思います。怒りはぶつけるためのものだと解釈していましたが、そうではなくて、自分と向き合うきっかけになるんだということに気づきました。

例えば、同棲中の彼氏が連絡もなく帰りが遅くなったことに怒りが湧いてきたとします。私も何度か経験したことがあるのですが、その怒りの根源って、「心配」ですよね。

事故にでも遭ったのではないかとか、体調崩してどこかでうずくまっているのではとか…。ネガティブな想像っていくらでも膨らむので、心配が怒りに変換されるまでそう時間はかかりません。

怒りの元を探る習慣をつくることが大事

喧嘩ばかりで悩まされているカップルの多くは、怒りを抑えよう、我慢しようと考えることが多いですが、それはかなり苦しい修行だと思います。

怒りは元々強いエネルギーですから、抑えるなんて本当に大変です。かといって発散するわけにもいかない…。だからこそ、怒りの根源を探ることが大切なんです。

怒りが湧いてきた時、具体的に何に対して怒っているのかを探ってみると、割と簡単に答えが見つかります。

上の例でいうと心配が怒りに変換されていますよね。その他にも不安や悔しさ、悲しみといった感情もある程度のレベルに達すると怒りに繋がりやすいです。

すぐ喧嘩になる人は、なぜ怒りが湧いてくるのかが分かっていないから、自分自身が感情に振り回されてしまうのです。

まとめ

すぐ喧嘩になる人は、人生損しているといっても過言ではありません。そもそも人とコミュニケーションが取れませんし、深く付き合っていくこともできません。

過去を振り返ってみると、損することばっかりでした。一番損をしたのは時間です。うちの場合、喧嘩にかける時間は相当長いですから…。1ラウンド3時間以上は当たり前、一晩中だってギャーギャーしていました。

お互いに思いやりを持って話せば数分で済むような内容を、数時間もかけるのですから、とんでもない遠回りですよね。

すぐにイライラしてしまう人、些細なことで喧嘩を売ってしまう人は、そのことで何を無駄にしているか一度考えてみてはどうでしょうか。

 

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