僕達カップルは他と比べると、喧嘩の頻度は多い方だと思います。
詳しくはプロフィールで紹介していますが、四六時中一緒にいることも関係しているのか、多い時には1日に3ラウンドの喧嘩をすることもありました。
そんな僕の経験から、どうやったら喧嘩の頻度を減らすことができるのか、僕達の喧嘩の頻度はどれくらいなのかについてお話します。
それから、喧嘩の頻度が多いカップルは今後の付き合いは大丈夫なのか?全然喧嘩しないカップルは危ないのかなどについてもお話します。
一般的なカップルの喧嘩頻度
一般的なカップルの喧嘩はこれくらいの頻度だそうです。
2位:1ヶ月に1回くらい 21.0%
3位:3ヶ月に1回くらい 15.6%
4位:半年に1回くらい 11.7%
5位:1週間に1回くらい 10.7%
6位:1年に1回くらい・2週間に1回くらい 5.9%(同率)(※マイナビウーマン:「彼氏とケンカをする頻度」ランキング!⇒1位は平和な●回!)
こうしてみると、約4組に1組は喧嘩をしたことがないということになりますよね。それにはビックリしました。付き合って間もないのだろうか…。
次いで1ヶ月に1回くらいが約5組に1組、そして、3ヶ月に1回くらいが約6組に1組。
あなた達カップルは、どれくらいの頻度でケンカしていますか?
僕達カップルは、同棲…というか四六時中一緒にいることも関係しているのか、少ない時期でも2週間に1回、平均すると1週間に1回喧嘩していますので、少数派ということになりますね。
個人的には、世間のカップルはもっと頻繁に喧嘩をしているイメージがあったので意外でした。
同棲して喧嘩が増えたかどうかのアンケートを見ると、こんな結果が出ていました。
カップルの喧嘩の原因
金銭感覚の違い
常識というものは、時代と共に変化していくものです。とはいえ、変わっている最中というのでしょうか、AからBに移行している間は判断が難しいです。
少し前までは、お金を出すのは男性が常識という時代でした。ですが、ここ最近では割り勘が普通と考えている人も増えてきました。
「前の彼氏はデート代は全部出してくれたのに…」とか、「デート代は男が出すものなんじゃないの?」なんて思っていると、不満が溜まってしまうことに…。
男性側からしてみると、「いつの時代の話をしているんだ」「俺だって出せるもんなら出したいよ」という気持ちから、喧嘩に発展してしまうことも多いです。
物に対する価値観のスレ違いも
「美容品ってこんなに高いの!」と驚く一方で、趣味には平気で何万円も使う彼氏。
「遊びにこんなにお金使わないでよ!」と怒る一方で、化粧品や美容品、洋服にはお金に糸目をつけない彼女。
こんなケースは珍しくありません。というより、物に対する価値観って人それぞれですから、その価値観について理解できていないと、「お前だって!」と喧嘩になりかねません。
相手の価値観の違いを否定する
よく、価値観が違うと喧嘩に発展しやすいという話を聞きます。場合によっては、それで別れを選択する人もいます。
ですが、正確に言うと価値観の違い自体は大した問題ではありません。完璧に一致していないと続かないというなら、男女が一緒にやっていくのなんてほぼ不可能でしょう。
問題なのは、相手の価値感を否定する、もしくは自分の価値観を押し付けること。
価値観を否定されたり、押し付けられるというのは、精神的に大きなストレスになります。
とても大切にしているもの(こと)を否定されると、それを守るために怒りが湧いてくるものです。
嫉妬がひどい
軽いヤキモチくらいなら、可愛らしく感じられるかもしれませんが、ひどい嫉妬は負担でしかありません。
帰りが遅くなっただけで「どこに行っていたの?」と聞かれたり、執拗に詮索してきたり、スマホチェックされたり…。場合によっては束縛をすることにも繋がります。
嫉妬をする方がイライラしているのはもちろん、嫉妬をされる方にとってもストレスになります。
相手の無関心による不安
相手が自分に対して無関心というのも、不安が大きくなりますよね。よく言えば自由ではあるのですが、嫉妬もゼロで、異性と遊びに行っても何も言わないとなると、「私(俺)のこと好きなのかな?」と不安になってしまうものです。
それだけならまだしも、風邪をひいても看病してくれないとか、家にいる間はずっと趣味に時間を費やしているとなると、不安どころかイライラになってしまうでしょう。
とくに、女性は自分のことをもって見て欲しいと思う傾向があるので、そこから喧嘩に発展してしまうことも。
連絡頻度の違い
「もっとこまめに連絡して欲しい」「もっと連絡頻度を減らしたい」。
これってカップルのあるあるですよね。
女性はスマホをコミュニケーションのツールとして使うのですが、男性は連絡手段として使っている傾向にあるため、スマホでコミュニケーションを取るのが苦手なのだそうです。
離れていてもコミュニケーションを取りたい女性と、連絡は必要最小限にしたい男性がケンカになってしまうのは、仕方のないことかもしれません。
喧嘩の頻度が多くなるのは「気持ちや考え方がすれ違った」時
僕達の場合、喧嘩の頻度は時期によって大きく変わります。
最近でこそ1月に2~3回くらいに減ってきたとはいえ、多い時期はほぼ毎日、しかも1日に3~5回もしてました。
喧嘩の流れの多くはツムギ(彼女)が注意する→僕がキレる、もしくは僕が何かにイライラしている→ツムギがそれに怒るというのがほとんど。後は、お金の使い道(何にいつ支払うのか、何をいつ買うのかなど)くらいですかね。
喧嘩の多い時期は大体決まっていて、僕が仕事に集中できなくなっている、収入が不安定になる、所持金が少ないなどの時です。
こうして客観的に見ると、何かがうまく行っていない時期に喧嘩が多いように思います。恐らく、ピリピリしている状態だからでしょう。
特に喧嘩が多かった時期は、本当にお金がない時期で、今日食べていくものにも困っていました。
その時期はお互いにストレスが溜まっていたのか、喧嘩をして離れる(どっちかが家から出る)、帰って顔を合わせて少し話しては喧嘩→離れる。寝ている時以外はコレの繰り返しでした。
お互い、本当にしんどかったです。
では、そんな僕達がどうやって喧嘩の頻度を減らすことができたのか、喧嘩の頻度が多くて悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
喧嘩の頻度を減らすには
ここでは、僕がやってきたことを元にお話ししています。
怒らないようにする
僕は怒りやすく、ツムギのちょっとした発言や僕に対する仕事のやり方についての注意などで、一瞬で怒りがピークに達していました。
それが原因でケンカに発展することは今でもよくあります。その時に気が付いたのです。僕が怒りさえしなければ、喧嘩になることはないと。
ということで、怒りを爆発させないように、色々な方法を試してみました。
怒りの根源を探す
怒りを抑えるという意味で一番効果があったのは、本を読むことです。本には、ネットでは得られないような深い知識が詰まっていますので、すごく役に立ちます。
今では本を読まないって、人生において損だとすら思っています。
話を戻します。本を読むと言っても、僕の場合、怒らないようにする方法みたいな本はあまり効果がありませんでした。
読んでいる最中や読んだ少し後は、怒りを抑えられるのですが、時間が経つと、結局それを忘れて怒りっぽい自分に戻るというのを何度も繰り返していましたから。
そんな時に気が付いたのは、自分の怒りの根源となる部分と向き合わないといけないということ。
僕の怒りの根源は劣等感と無力感で、それと向き合うことなく、ただ怒りを我慢しているだけでは、結局元に戻ってしまうのだと感じました。
色々なことに挑戦しては失敗する、そんな自分への劣等感、そして無力感。それを刺激されるような言葉に(実際にはそうでない言葉でも)反応して、怒り狂っていたのです。
例えば、ツムギが「どうやったら仕事が早くなると思う?」と聞いただけで、僕の中で「仕事が遅い」と言われているような気がして、すぐに怒りを爆発させていました。
色々な本を読み漁ることで、あらゆる方向で自分と向き合うことができ、その結果自分の怒りの根源について発見できたのです。
普段本を読まない人でも、本屋に行けば自分が気になるタイトルの本が1つは見つかるはずなので、足を運んで探してみてください。
ただ我慢するのはダメ
怒りを抑えるというと、我慢すれば良いと思ってしまうかもしれませんが、ハッキリ言ってそれは不可能です。
というのも、根本的な問題は何も解決していないからです。
例えば僕の場合、劣等感と無力感が怒りの原因なのですが、それを払拭することなく、ひたすら我慢を続けても、怒りが溜まりっぱなしになります。
しばらくは我慢できても、長続きすることはありません。実際、僕の場合はそんな感じで何度も怒りを爆発させてしまいました。
むしろ、我慢しないと!というストレスが加わる分、怒り出す回数が増えたように思います。
ですから、ただ怒りを抑え込もうとするのではなく、自分がどうして怒ってしまうのか、何に傷ついているのかを考え、その原因と向き合うことが怒らないことへの近道なのです。
言い負かそうとしない
喧嘩が起こるということは、何かしら原因や問題があります。
言い負かそうとしてしまうと、その原因や問題から目を背け、根本的な解決ができなくなってしまいます。
僕の場合、仕事ができないという劣等感が問題でした。
仕事ができないという問題から目を背け、というか自分のことを仕方がないと正当化し、相手の悪い部分ばかり指摘していたのです。
その時の僕は本当にそう思っているので、自分が悪いとは微塵も思っていません。それどころか、ツムギの悪い部分を直して欲しいとすら思っていました。
僕は喧嘩で言い負かしたことはないのですが、仮にできたとしても、きっと自分の劣等感や無力感からは逃げることはできないでしょう。
結局、喧嘩の頻度を減らすには上でも説明したように、自分の悪いところと向き合う必要があるということです。
自分の本音を考える
自分の本当の気持ちを知ると、不思議と落ち着いてきます。これはきっと僕だけではないはず。
自分の奥に眠っている本音が分かった瞬間に、フッと第三者目線になって「だから自分はこんなに怒っていたんだ!」と妙に納得します。
なぜこんなことをされる(もしくは言われる)と怒ってしまうんだろう?と突き詰めていくと、自分の本音も見つけやすいですよ。
僕の例でいうと、なぜ仕事のことを指摘されると怒ってしまうんだろう→仕事に対して劣等感があるからだ→どうして劣等感が生まれたんだろう…という感じです。
本音は変わることがある
自分はこんな風に思っていたんだ!と気が付いても、「やっぱり他の理由かも…」と改めて気が付くことがあります。
僕も最初、仕事に対する劣等感ではなく、真面目にやっていないからというか、仕事に集中できていなかったから、それを指摘されたことに怒っているのかと思っていました。
ですが、何度も考えているうちに、やってもできない→だから集中できなくなる→それが劣等感になっているというように、より深い部分に気が付けました。
もし、「これだ!」と思っても、本当にそれが原因なのか、時々考え直してみてください。
また、他の問題をより大きく感じていることに気が付くこともありますので、定期的に自分を見つめ直すことは大切です。
自分の気持ちを伝えるようにする
本音が分かったら、その気持ちを相手に伝えてみてください。怒りの前には、悲しみや不安が先にあるはずです。
例えば、「将来この人と結婚できるか不安になった」「同棲生活に疲れたと言われて悲しくなった」など。
僕は、「仕事に対する劣等感が強いせいで、ちょっと指摘されただけで怒ってしまう」とツムギに伝えました。
そうすると、ツムギは僕の気持ちを理解してくれて、どうやって劣等感と向き合っていけば良いのかを一緒に考えてくれました。
伝える時のコツは、相談をするような感じが良いです。
伝え方を間違えてしまうと、相手を傷つけて喧嘩になってしまう可能性がありますから。本当に困っている、だからどうしたら良いんだろうというニュアンスで相談してみてください。
彼女を敵だと思わない
僕の最大の失敗は、ツムギを敵だと認識してしまったことです。これによって、本来は喧嘩に発展しなくても良い話だったはずが、喧嘩になってしまいました。
ずっと仕事の指摘をされて…と言っていますが、改めて思い出してみると、指摘と言うよりも、どうやったらもっと仕事ができるようになるのか、そのための話し合いがしたいという感じでした。
僕はとっさに「仕事ができないことを責められたくない!」と感じて、瞬時に不安を怒りに変換していました。それは、ツムギが敵だと思っていたからです。
もし、あなたもパートナーのことをとっさに敵だと感じ取ってしまうのなら、本当に責めるつもりで言っているのか、困っているからどうにかして欲しいと願っているのかを見極めてみてください。
喧嘩の原因が全て自分にあったら…と仮定してみる
僕は、喧嘩中にはすべての原因がツムギにあると考えてしまいます。
ですが、喧嘩の原因は全て自分にあるのではないかと仮定すると、自分の悪いところが次から次へと見えてきて、自分の直すべき部分、向き合うべき部分が分かってきました。
最初はすごく不快…というか悲しい気持ちになりますが、こうして逃げることなく自分と向き合うことで、彼女の発する言葉も僕のために言っていることだと気が付きますし、怒りに身を任せている時よりも苦しみも軽減しました。
実際に思わなくても良いので、あくまで仮定するだけという気持ちで、あなたも考えてみてください。
喧嘩の頻度が多いのはヤバい?
喧嘩の頻度が多い時期は、どんなに相手のことが好きでも、このままやっていけるのだろうかという不安を抱えていますよね。
僕自身、1日に3回の喧嘩が毎日のように続いている時期は、顔を合わせるのが怖くて仕方なかったです。
不思議と別れる気はあまり起こらなかったのですが、グダグダこんなことを続けていたら、いずれ二人ともダメになってしまうのではないかと不安でした。
喧嘩の後は心身ともに疲弊していて、動く気力もなくなってしまいますから。
ですが、喧嘩ばかりするカップルにも良い部分があります。その部分を伸ばすことができたら、きっと良い関係を築くこともできるでしょう。
本音で話し合う…ただし話し方には気を付けて!
喧嘩の頻度が多いカップルなら、きっと本音をさらけ出せる関係ですよね。これはかなりの強みです。
問題は本音のぶつけ方。
相手を責めるようにぶつけていては、いくら本当のことでも受け入れてもらうことは難しいですよ。
コツは、上でも書いたように相談をするような感覚で話をすること。責めるのではなく、自分自身が困っているという切り口で話をしてみてください。
「あなたのそういうところを直して欲しい」ではなく「あなたのそういうところにこんな風に困っている。どうしたら良い?」という感じ。
できることなら、「そのために自分はこんなこと(サポート)ができるよ」と付け加えておくと、相手も素直に応じやすくなりますよ。
喧嘩しないカップルは危ない?
全然喧嘩をしないとなると、それはそれで心配になりますよね。
周りの人も「それって少なすぎない?大丈夫?」みたいに聞いてきますし、喧嘩するほど仲が良いなんて言いますから。
お互い不満がないなら問題ない
喧嘩にならないのはなぜですか?
あなた自身、パートナーに対して特に不満もなく、パートナーもあなたに対して不満がない中で喧嘩が起こらないのなら少なすぎても問題ありません。
ですが、どちらかが不満を抱えているけど我慢しているという場合は問題です。
不満を抱えたまま一緒にいると、いつか苦痛になってしまい、場合によっては別れに繋がりますから。
あなた自身に不満がないとしても、パートナーがどう思っているのか知らない場合は、時々質問してみた方が良いかもしれません。
とはいえ、直接「私に不満ある?」と聞いても「ないよ」としか答えないと思いますので、不満に思っていそうなこと+解決策で質問してみてください。
例えば、「メールの頻度はもう少し減らした方が良い?」「私は多いと思うんだけど」と、背中を押してあげると本音を引き出しやすくなります。
【経験談】ケンカが少ない時期の話
僕の経験からは、喧嘩が少ない時期は2つのパターンがあります。
・本当に不満がない
本当に不満がない状態なら、お互いにストレスなく過ごせるのですが、どちらかが我慢している場合は、少しずつ二人の空気がピリピリしてきます。
ちょっとしたことにイラついたり、言葉の端々にトゲがあったり。
ツムギは僕がイラついていることにすぐ気が付きますが、僕はあまり気が付かないので突然怒り出したように見えることも結構あります。
大事なのは二人三脚!
喧嘩の頻度に目を向けると、多すぎても少なすぎても不安に感じてしまうものですが、大事なのは二人三脚ができるかどうか。
特に、同棲していると小さなすれ違いが大きなストレスになって、大きな喧嘩に発展することも珍しくありません。
こまめに軌道修正ができたり、話し合いができるカップルはうまくいきます。
喧嘩をしてもしなくても、最終的に問題を解決するために向かっていける関係作りを目指しましょう。
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