「旦那が好きすぎて辛い」という悩みを誰かに打ち明けたとしたら、きっと惚気だと思われるでしょう。
他人から見れば、「辛い」よりも「好きすぎる」のほうが印象に残りますから。
同じ悩みを抱えた人にしか共感してもらえないかもしれません。
旦那が好きすぎるって辛いなぁ…という時期を何度か経験したことがあります。
私の場合、愛情の温度差が大きいと感じたことが辛いと感じる原因でした。
旦那も同じくらい私を愛してくれているという実感があれば、辛いという気持ちは芽生えなかったでしょう。
ここでは、旦那が好きすぎることで辛い思いをしている人に向けた対処法を紹介します。
好きすぎて辛いと感じるのは気持ちに温度差があるから?
旦那が好きすぎて辛いというのは、具体的に言えば気持ちの温度差を感じていたということです。
旦那は自分のことしか考えていない、私への扱いが雑になってきた、最近は彼の愛情を感じなくなってきた…などなど、これまで何度となくやり場のない気持ちを彼にぶつけてきました。
私が100の愛情を向けているとしたら、旦那は50もないような感覚があったのです。
しかし、実際には気持ちの温度差ではなくて、愛情表現に違いがあっただけでした。違っているだけのことを、間違っていると決めつけて旦那を責めていました。
私と旦那は愛情表現の方法が違う
私の愛情表現はストレートで分かりやすいです。まとめて100をぶつけていく感じです。
一方、旦那の愛情表現は日常生活に紛れています。1をたくさん散りばめている感じなので、気を付けていないと見落としてしまいます。
私は旦那の愛情表現を見落としていただけであって、気持ちの温度差なんてそもそもありませんでした。
そのことに気付けると、好きすぎて辛い悩みは一気に解決へと向かいました。好き!というエネルギーを分散させるだけですっきりしました。
旦那が好きすぎて辛いなら4つの対処法を試してみよう
旦那が好きすぎて辛いという時期は、「好き」を満喫するよりも「辛い」ほうに目がいくものです。
辛いだけではなく、旦那のつれない態度にイライラしたり、何だか漠然と悔しくなったり、悲しくなって涙が出てきたりと情緒不安定になることもあります。
こんな精神状態はできるだけ早く脱したいので、色々な対処法を試してみました。
その中で、効果があったものを3つ紹介します。
旦那に打ち明けてみる
旦那が好きすぎて辛いという悩みの対処法として、一番良かったのは本人に話を聞いてもらうというものでした。
好きすぎるのは自分で対処できますが、辛いという部分は旦那さんの協力があったほうがいいと思ったからです。
「今、こんな気持ちでしんどいんだよね…」なんて返事に困りそうなことを話していましたが、彼は一緒に考えてくれました。
結果的に解決策が見つからなかったとしても、聞いてもらえるだけで辛さが半減しました。
また、打ち明けたことで私のことを何かと気にかけてもらえるので、辛い気持ちはどんどん小さくなっていきました。
旦那には気を使わせてしまったな…と、申し訳ない気持ちにはなりますが、その分、旦那が喜ぶことでお返しをしていました。
相談するときの注意点
こういう系の相談って、一歩間違えると喧嘩になりかねません。
喧嘩にならなくても、「俺にどうしろと?」と言われたり、めんどくさそうにされてしまうこともあるでしょう。
私も相談する態度や伝え方を失敗して、喧嘩に発展したことが何度もあります。
旦那が好きすぎて辛いという相談を本人に持ち掛けるなら次の点に注意してください。
- 感情的に話さない
- 旦那に責任があるかのような言い方はしない
- 自分を客観視して話すようにする
特に旦那を責めるような言い方は厳禁です。
”好きすぎて辛い”とは、束縛したいという気持ちや嫉妬心が込められていると思います。
束縛や嫉妬は、自分自身が抱えている問題です。そこに旦那は関係ありません。むしろ旦那は巻き込まれている形です。
それを理解できるようになると、私の場合は気持ちが楽になりました。
相手ありきの問題であれば、自分ができることには限りがあります。でも、自分ひとりの問題ならいくらでも出来ることは見つかります。
問題を小分けにして、自分で対処できるものと対処できないものに分け、対処できないものに関しては旦那に協力してもらえないか相談するようにしています。
”好き”を家事に込めてみる
旦那が好きすぎて辛い時期は、大げさな愛情表現をしたくなりますし、同じくらい派手なものを相手にも求めたくなったものです。
客観的に見ると、めんどくさい奴でしかありませんし、それをやっている間は旦那に嫌な顔をされたものです。
だけど、止めろと言われても好きが溢れてくるので止めることはできません。やりすぎて彼にめんどくさがられたときには、ふて寝をして辛い気持ちをやり過ごしていました。
とは言え、ふて寝ばかりしても空気が悪くなるし、時間ももったいない。
そこで、無駄に溢れてくる”好き”の使い道として思いついたのが、家事に愛情を込めるというものでした。
彼が美味しいと言ってくれるように気合いを入れてご飯を作ったり、彼のコレクション棚のホコリを取ったり、彼がいつもやってくれる食器洗いを私がやったり。
いちいちやったことを報告してくる私はやっぱりめんどくさい女なのでしょうが、役には立っているので彼もきっと許容範囲内だと思います。
好きという気持ちは、料理や掃除といった家事でも込められることに気付いてからは、エネルギーの使い道ができて楽になりました。
日常にある幸せを探してみる
朝起きたら旦那が隣で眠っていること、一緒にご飯を食べていること、一緒に映画を観ていること。
私たち夫婦にとってはどれも日常であり、幸せなことです。
日常の幸せは、意識しようと思わなければ気づけないものが多いです。
だからこそしっかり心に刻みたいので、小さなことでも「あ~幸せ~」と口にするようにしています。これを続けていると、いつの間にか「好きすぎて辛い」と感じることがなくなりました。
好きすぎて辛いときは、心が落ち着かないので冷静ではいられません。だからこそ、幸せという土台があることを確認することが大切なのだと思います。
今は好きすぎて辛いと思わなくなったので悩む必要もないし、彼の困り顔を見ながら相談する必要もありません。心が軽くなりました。
旦那の愛情を感じてみる
上でもお話したように、愛情表現は人それぞれです。
「愛している」と直接的に表現する人もいれば、頭が痛いなと言えばサッと薬を差し出してくれる優しい愛情もあります。
私の旦那は直接言葉を使っての愛情表現は少ないですが、いつも行動で示してくれます。
たとえば、薬をサッと持ってきてくれるのもそうですし、私が眠っているときは物音を立てないよう忍び足で歩く、コンビニに行ったときは私が好きなコーヒーを買ってくるといったことです。
旦那の愛情を感じられるようになれば自分の居場所だと安心できます。そしてこの安心が辛いという気持ちを癒してくれるでしょう。
旦那が好きすぎる妻にはどんな特徴がある?
旦那が好きすぎて、さらに辛いとまで思っている…。この妙な感情を落ち着けるのはとても難しいと思います。私も失敗を繰り返しました。
だけど、そこまで人を愛せるというのは本来とても素晴らしいことです。エネルギーの使い道をちょっと変えてあげるだけで、辛い気持ちは消え失せ、幸せが倍増します。
私は、旦那が好きすぎて幸せ!という毎日を過ごせるようになりました。
旦那が好きすぎる妻代表として、特徴を挙げていきます。
自分を大切にするようになる
私は二十代半ば頃まで、自分のことが大嫌いで劣等感でいっぱいでした。「自分には絶対無理」「どうせ自分なんて…」が口癖。旦那はいつも私のウジウジ・ジメジメに付き合ってくれていました。
ですがいつからか、自分のことも大切に思えるようになってきました。
自分を大切にできない人が、誰かを愛することによって変化したという話はよく聞きますよね。
あれは本当なんだなぁと実感しました。
旦那のさりげない気遣いや優しさにすぐ気付ける
旦那が好きすぎる妻は、旦那の気遣いや優しさにすぐ気付けるという特徴があります。小さなことでも見逃さないので毎日何かしらのハッピーに出会えます。
感謝の言葉が自然と出てくるので、お互いにいい気分で過ごせます。
旦那の長所・尊敬できる部分を見つけるのが得意になる
旦那が好きすぎる妻は、旦那の長所を見つけるのが得意ですし、短所すら長所に変えることができます。
たとえば、うちの実家に一緒に行ったとき、旦那は緊張しぃなのであまり話せません。未だにカチンコチンになっています。
それはうちの親からすると「ちょっとはしゃべりなさいよ」となるのかもしれません。
でも私は「いつも緊張して疲れ果ててるのに、定期的に実家に顔を出すなんてすごいな」と思っています。
短所は長所に変えて、さらに尊敬に変換していくことができます。
まとめ
旦那が好きすぎて辛いという状況は、一日でも早く抜け出したいですよね。
友達にも何となく相談しづらいですし、かといって一人でか囲むと幸せなんだか不幸なんだかよく分からない感情になります。
かつて辛い思いをしていた私にアドバイスをするとしたら、まずは好きすぎるというエネルギーを分散させては?と伝えたいです。
そして、エネルギーの使い道は、旦那が喜んでくれそうな形にすることをおすすめします。
好き!と連呼するよりも、旦那の好物を作ってあげるほうが喜ばれます。
誰かを深く愛するというのは、とても幸せなことです。幸せを満喫できる環境を作っていきましょう。
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