【カップルにおすすめのホラー映画レビュー】『ミスト』

【５段階評価】

面白さ（総合評価）：５
グロさ：４
ドキドキ感：３
ビックリ度：４
セクシー度：０

時間：１２５分

僕達がミストを観るきっかけになったのは、マコなり社長という人がYouTubeでおすすめしてきたこと。そして、僕がすごく観たかった映画でした。

というのも、後味の悪い映画・鬱映画として何度もその名を耳にしていたからです。

彼女のツムギは、人の感情に共感しやすいので、後味の悪い映画を観せるのはダメだと思って、一緒に観るのを諦めていました。

ですが、マコなり社長が紹介したことで、やっぱり観てみたい！と思ったので、僕が強めに説得することで観ることになりました。

おすすめのホラー映画とは言っていますが、正直、心をえぐられるようなエンドでした。観るのは自己責任でお願いします。

おすすめにした理由は、オチ以外は普通に面白く、オチもすごく印象に残ったからです。

もう一度言いますが、ミストは本当に後味が悪い映画です。人の気持ちに共感しやすい人は、絶対に見ない方が良いです。

では、早速感想を書いていきます。

※ネタバレになりそうなことは極力避けています。

ミストのあらすじをざっくりと紹介

嵐が訪れ、ボロボロになった家に妻を残し、デヴィッド（主人公）隣人の男性と息子と共にスーパーマーケットに買い物に行くことに。この時から、霧が発生していた。

スーパーマーケットで買い物をしている間に、1メートル先が見えないくらい霧が濃くなっていて、その中から鼻血を流した男性が店内に。

その男性は、「霧の中に何かがいる！」と叫び、店内に閉じ込められることに…。

店内に閉じこもっていると、触手のようなものに襲われたり、巨大な羽虫に襲われたり…。さらには、世界の終わりだと言い出す女性も現れ…。

ミストは、後味の悪い映画・鬱映画として有名で、そればっかり言われている作品ですが、ホラー映画としても普通に面白かったです。

というか、個人的には下手なホラー映画よりも全然素晴らしい出来だと思いました。

触手のようなもの、巨大な羽虫、大きな蜘蛛などのモンスターが出現し、大勢が協力して戦うシーンも良い。

スーパーマーケットという狭い空間にこもって戦ったり、極限状態に置かれたせいで、大勢の人がおかしな女性の信者になったりするのも素晴らしかったです。

極限状態に陥った人間の心理をうまく描写しているように思いました。というか、半分以上（？）は人間の怖さって感じでした。

パニック映画としても、モンスター系の映画としても良かったです。

ホラー映画だけを楽しみたいなら、オチの部分だけ見ないようにするのもアリだと思います。映画の楽しみ方としては疑問が残りますが…。

ミストでは、報われないことというか、登場人物が理不尽な目にあるシーンがたくさんあります。

ホラー映画なんてそんなもんと言われればそれまでかもしれませんが、それにしても多いのです。

僕は洋画のホラー映画が大好きで、１日で１３日の金曜日２本、チャイルドプレイ１本見たことがあるくらいです。

そんな僕でも、なんでこの人が…とか、かわいそう…みたいなシーンがたくさんありました。

それでも、ラストの展開に比べたらどうでも良くなります。

もし、あなたがミストを観るのなら、オチを観た後に胸が痛くなるというか、苦しくなることを覚悟しておいてください。

というのも、僕も彼女もオチを観終わった後、魂が抜けたように呆然としてしまったからです。

実際、胸糞とか鬱映画、後味の悪い映画には必ずと言っていいほどミストの名を見かけます。だからこそ、忘れられない映画になったというのも事実なので、複雑な気持ちになります。

ただ、だからこそここまで有名な作品になったと思います。ハッピーエンドにもできたとも思いますが、もしハッピーエンドなら、面白いホラー映画としか評価されなかったでしょう。

原作とラストを変えたという話ですが、ミストがここまで有名になったことを考えたら、良い判断だったのではないでしょうか。

視聴者は辛すぎると思いますが…。

何度も何度も言って申し訳ないのですが、オチは本当に胸が締め付けられます。それだけオチのインパクトが強すぎるのです。

あと少しこうなったら、あの時こうやっていたら、息子があんなことを言わなければ…。

挙げればキリがありません。ミスト（霧）だけに…（ごめんなさい）。

もし、あなたの彼氏・彼女が共感しやすい人なら、観るのはやめた方が良いです。見るにしてもオチは見ないようにするとか。

彼女は１週間くらい引きずっていました。僕は「人が作った話だし、ハッピーエンドにもできたはず」と言い聞かせることで気持ちを落ち着けました。

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