”フラリーマン”という言葉は数年前からあったみたいですね。今回Yahooニュースに出ていて初めて知りました。
帰らない夫が悪いのか、帰れない家にしている妻が悪いのかと聞かれれば、答えに詰まりますよね…。やっぱりどちらか一方だけを責めるものでもないでしょうし。
とりあえず家に帰ってきてもらわないとどうしようもないと思うのですが、この問題と向き合っていけばいいのか、体験談も踏まえて考えていきたいと思います。
フラリーマンとは離婚するしかない?
彼氏のイツキがもしフラリーマンになってしまったとしたら、まずは怒りが湧いてくるでしょうね。
家に帰るのが気まずいからって外でフラフラして、意味のないことにお金と時間を使って何の意味があるの?と。
うちは子供はいませんが、育児真っ最中のご家庭だと、ふざけんな!という気持ちは相当高まるのではないでしょうか。
嫌なことがあっても、だるくても、遊びたくても子供のために動かなくてはいけない。なのに夫はフラリーマンをやっていたら…。私なら真剣に離婚を考えると思います。
実際、フラリーマンな夫に見切りをつけて離婚したというケースもあるようですから、深刻な問題ですよね。
だけど、フラリーマンに対して真っ先にぶつけるべきはきっと正論ではないだろうな…とも思います。
フラリーマンだってどうにかしたいと思っているはず
イツキが、同棲する上で無責任な行動をした時というのは、必ずといっていいほど家庭の問題が潜んでいました。
もちろん無責任な行動なんかではなく、最初から話し合うなり、解決策を考えるなりしたほうがいいに決まっていますが、逃げたい気持ちも分かります。
たとえ何年一緒にいても、歩み寄るのは大変な労力を使いますから、楽なほうへ楽なほうへと気持ちが向かってしまうんですよね。
だって、2人の関係を築いていくこと以外にもやるべきこと、やりたいことはあります。一日の内、多くの時間を仕事に割きますし、会社の人付き合いもあります。趣味だって楽しみたいし、ゆっくりテレビでも観たいとも思う。
フラリーマンになってしまった人は、夫婦関係のいざこざを解決したい気持ちはあっても、心のゆとりがなくて、日常に飲まれてしまったのではないでしょうか。

私はイツキと2人だけの生活ですが、それでも意見が食い違っている時の話し合いはしんどいです。
一体今日は何時間かかるんだろう…とため息をつき、どうせ喧嘩になるんだろうなと嘆き…お互いに憂鬱です。
そこに育児まで加わったら、私ならキャパオーバーで爆発してしまうと思います。夫婦関係の修復は後回しにしてしまうだろうなと。
フラリーマンな夫だって、色々悩んで考えているのかもしれない…。そう思えたら、離婚したい気持ちが少しは和らぐのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
フラリーマンな夫と向き合う秘訣4個
フラリーマンの根っこというのは、夫婦間で気持ちのすり合わせができていないということです。
たとえば、奥さんとしてはもっと家事を手伝って欲しいと思っているけど、旦那さんは全面的に手伝っていると思っている…というのは、本当によく聞く話。
こうした「やっていない」「やっている」という主張の衝突は、お互いに大きなストレスになってしまいます。
結局、夫婦やカップルの問題というのは、全て気持ちのすり合わせが出来ていないというのが大きいですよね。
ただ、忙しい毎日を送る中で、しっかり話し合いを持つこともできないというか、しんどいという時期はありますよね。
そこで今回おすすめしたいのが、がっつり話し合いをしなくても日常の小さな積み重ねで、心を通わせていく方法です。
しっかりとした話し合いは心にゆとりがある時でもいいですが、フラリーマンな夫を普通のサラリーマンに戻すためには、居心地のよい家庭を作らなくてはいけません。
そのために出来ることを、私たちのこれまでを振り返りつつ考えてみました。
1⃣分かって欲しいなら、分かる努力から
フラリーマンな夫を絶対に許さない!そうとしか思えないなら、離婚しか道はありません。
許したいし、分かりたい。そしてこっちの気持ちや苦労も分かって欲しい、仕事が終わったら真っ直ぐ帰ってきて欲しい…。
色んな思いがあると思いますが、これらに優先順位をつけるとしたら、一番目に取り組んだほうがいいのは「フラリーマンの気持ちを理解すること」です。
自分の気持ちを分かって欲しいなら、相手の気持ちから理解するために動いたほうが、近道であることは間違いありません。
こちらが聞く姿勢を持つことで、相手は安心するので、その安心感からこちらの話も聞いてくれるようになります。
ただ…ストレスをため込んでいる人ほど、この先に聞くというのは難しいんですよね。そんな時は次の対処法から試してみてください。
2⃣やって欲しいことを具体的に伝える
旦那さんに家事を手伝ってもらいたいとして、あなたはどんな伝え方をしていますか。
女性は具体的に伝えることはせず、相手が動いてくれるだろう期待するケースが多いらしいですが、あなたは当てはまるでしょうか。

私は過去に散々失敗してきたので、今は勝手に期待するようなことは滅多にありません。期待しないって楽…。
たとえば、あなたは子供をお風呂に入れているとします。その間に食器くらいは洗ってくれるだろうと思いきや、旦那さんはのんびりテレビを観ている…。そんな場面に直面するとイライラするでしょう。
ですが、旦那さんからすると「じゃあそう言ってよ」となるわけです。それであなたは「それくらい自分で考えろ!」と言いたくなるわけ…。
言えば済む話なら、それでいいじゃない
言わないと分からない人というのは、会社にも一定の割合でいますよね。こうした指示待ちをしてしまう人は、仕事が出来ない人認定されやすいですが、まさにそれです。
たとえ外でバリバリ仕事をこなしてきても、家に帰ればぼんやりしている仕事ができない社員、それが旦那さんだと思ってみてください。
男性は家でぼんやりすることで、明日への英気を養っていると聞いたことがありますけど、確かになぁと思います。
うちの父は、彼を知る100人中100人が働き者だと褒めてくれるでしょうが、家ではトランクス一丁でぼんやりテレビを観ているのが日常です。
家事するなんて絶対にあり得ないなというぼんやりっぷりですから、誰も何も頼みません。笑
男性にはぼんやりする時間が必要なんだ。そう思ってみると、”言わなくても分かること”でも、細かく伝えてみようかなという気になりませんか?

うちの彼氏は「食器洗いをやって欲しい」と頼んだ時、洗い物はしっかりやってくれたのですが、排水溝のゴミは取ってもらえませんでした。
だけど、「一日の終わりに食器洗いをする時は、排水溝のゴミも捨ててね。もし面倒くさいなら私がやるから言ってね」と伝えると、ちゃんとやってくれます。
まぁ今度はゴミ受けを洗ってくれなかったのですが。笑
私の常識だと、今日最後の食器洗い=排水溝のゴミ捨て+ゴミ受けの掃除+シンクの磨き上げ+ガスコンロの掃除がセットになっていますが、彼にとっての常識ではありません。
私と彼は違うんだと思えれば、楽になることって多いですよ。
考えれば誰にでも分かることですし、それくらい察してよと思うことは多いでしょう。
だけど、こちらが具体的に伝えることで、旦那さんが動いてくれるならまぁいっか!と許容範囲を広げてみることをおすすめします。きっとあなたのストレスレベルは下がるはずです。
3⃣もし断られたら、交渉のスタートだと思う
「休みの日だけでも、掃除機かけてよ」と言ってみて「やだよ、疲れてるのに」と言われたら、ムカッときますよね。こっちだって疲れているのに!と思います。
だけど、ここで喧嘩をしても疲れるだけということもよく分かっているでしょう。
そこでおすすめしたい考え方が「断られてからが勝負だ」です。
断られても、全然腹が立たなくなった
営業マンの交渉術のひとつに「断られてからが勝負」というひと言が胸にきました。確かニュース記事を読んでいたのかしら。

このひと言は私の心をすごく楽にしてくれました。
これまでは彼氏に何かを頼んで断られてしまったら、腹を立てていたし、なんで私の気持ちを分かってくれないの!?とショックを受けたりもしました。
だけど今は、断られたら「じゃあどこまでなら引き受けてくれるのかな?」「具体的に何が嫌なんだろう?」という視点を持てるようになりました。
「掃除機かけて」と頼んで嫌だと言われたら、もう少し簡単な家事を頼んでみてください。ソファに寝転がっているなら、コロコロを渡して「これでソファを掃除して」と頼んでみたら、OKをもらえる確率は上がるはずです。
そして、やってもらえたら感謝の気持ちも忘れずに。これくらいやってよ!ではなく、やってくれてありがとうと伝えていくことで、家事に対する抵抗感は薄れていきます。
4⃣選んでもらう
男性って上からモノを言われているという思い込みを発動しやすい性質があると思っているのですが、あなたのご家庭はどうですか?
彼氏のイツキは、ちょっとしたことで「それって命令なの?」「上から目線で言ってくるからイライラする」などと言ってくることがあります。
確かに私は生意気なところはありますし、しゃべり方がハキハキしているので、柔らかな感じはありません。…が、台詞のほんの一部を切り取られて「上から目線なの?」と言われたら、しんどいです。
面倒くさいと思いつつも、言い方のスキルを磨いているわけですが、中でも即効性を感じたのは「彼に選んでもらう」ということです。

「今日はAとBとCの仕事が残ってるんだけど、どれやりたい?」
あとは許可をもらうのもいいと思います。

「もしよければ私はAがやりたいんだけどいいかな?」
習慣になるまではそれなりに苦労しましたし、その自己肯定感の低さは何なのよ…と愚痴を言いたくなりますが、結局そのほうが波風は立ちません。
もし私のように言葉遣いに敏感なパートナーをお持ちであれば、試してみる価値はあります。
まとめ:フラリーマンって何してるの?
仕事が終わったら当然疲労感があって、本当なら家に帰ってのんびりしたいですよね。だけど、のんびりできない・のんびりできる空気じゃないからフラリーマンをやっているのだと思いますが…。
一体に何してるの?って気になりますよね。

帰りにくい事情はあったのだと思いますが、1カ月もだなんて、気が休まらなかったのではと思いました。育児中ということでしたから、奥さんの苦労も計り知れないものがあったでしょうね。本来なら協力してくれるはずの人がいないのですから…。
人間関係ってこじれるほどに話し合うことを避けたくなるものです。だからこそ、問題は米粒くらいに小さなうちから片づけていくのが理想だと思います。
話し合う数は増やして、喧嘩の数は減らすというのが、うちの目標です。
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