好きな人と同棲を始める。この響きだけで妄想が膨らみ、幸せで満たされたような気持ちになるかもしれません。
今、同棲の話し合いを進めているカップルに言いたいことがあります。「同棲→別れるのは本当に大変です」と。
僕達カップルは見切り発車で同棲を始めたこともあり、一緒に生活していくのがどういうことなのか分かっていませんでした。おかげで苦労しました。
それに、同棲を解消する大変さを何度も痛感しました。
この記事では、これから同棲を始めようと思っているカップルに向けて、解消する時はどんな大変さがあるのか、同棲を始める前は何をしておくべきなのかについてお話します。
同棲→別れるのは本当に大変
先に言っておきますが、同棲を始めてから別れたこともなければ、一度も同棲解消をしたこともありません。
ですが、別れるという話は何十回もしてきましたし、実際に同棲を解消するために話し合ったことも何回もあります。
その時に毎回思うんです。同棲していて別れるって大変だなと。
誰が出て行くのか、どこに行くのかを決めるのが大変
僕達は、実家に居場所がありません。
部屋がないというか、寝床がないというか…親は親の生活があるので、ある日いきなり帰ってこられても困るだろうし。
ということで、誰が今住んでいる家に住み続けるのかという話で喧嘩がヒートアップします。僕は今の家に住みたいけど、彼女と言い合いになったら必ず言い負けます。
だからと言って行き場のない僕としては諦められる訳もないので、話し合いが上手くいったことはありません。
持ち物に関する話し合いが大変
14年ぐらい同棲しているので、自分の持ち物はもちろん、二人で使っている家具・家電についての話し合いもすごく大変です。
個人的には家具・家電は家に住む人がそのまま使えばいいし、自分の持ち物は、住む場所が見つかったらそこに置けばいいと思っているのですが、二人とも必要な物に関してはもめることがあります。
例えば車です。1台だけで生活しているので、誰が持つかというので喧嘩になります。
引越しの準備や手続きが大変
引越しの準備や手続きは一度もやったことがありませんが、調べてみると行動に移すのを想像しただけで疲れました。
・荷物運び
・引っ越しに関する各種手続き など
どれもとても面倒なことばかりです。
お金に関する話し合いが大変
僕達には借金や滞納している分のお金があります。
誰がどれくらいの負担するのか、それに関する話し合いはすごく大変です。名義自体は全部僕になっているものの、彼女は「一緒に作ったものだから」と言うので、どれくらい負担するかで話し合いになります。
単純に折半すれば良いと思うかもしれませんが、僕個人としては自分が加担している部分が大きいので、なるべく多く負担したいとも思っています。
とはいえ、現実問題それを請け負って生活するのは難しいです。なので、お金に関する話し合いも大変です。
同棲→別れるのは大変なので、同棲する前に必ずやって欲しいことがあります。
短期間でもいいから一緒に暮らしてみる
個人的には同棲は大賛成です。一緒に暮らしてみないと分からないことってたくさんありますから。
外でデートをしている時は外での顔でいられますが、一緒に暮らすとなるとそうはいきません。
・食べ物の好き嫌い
・生活習慣
・お金の使い方
・趣味に費やす時間
・コミュニケーションの頻度 など
考え方の違いがどんどん明白になってきます。
例えば、「彼女がダラダラしてる姿を見たくない」と思ったとします。でも、彼女からすると「ずっと気を張っておけと?」となる訳です。
また、お金の使い方についても、女性は生活を考えてお金を管理する傾向にありますが、男性は自由に使いたいと思う傾向にあります。
僕達カップルは、お金の使い方で喧嘩したことが何百回もあります。これは一緒に暮らさないと分からないことでした。
なので、短くても1週間は様子を見た方が良いです。1週間なら仕事の日と休日の過ごし方もわかりますから。
ただ、できれば一カ月は一緒に暮らしてみることをおすすめします。というのも、最初の内は多少のことなら許せるからです。
どちらかが一人暮らしをしているなら、お試しで同棲生活をはじめてみてください。
同棲→別れるのが大変なのはメリットでもある
同棲→別れるのが大変というと、デメリットのように感じると思います。確かにそれはデメリットではあるのですが、大きなメリットがあります。
それは、冷静に別れについて考える時間が持てるということ。
同棲解消が大変だからこそ、最後に「本当に別れても良いのか」と考えられるのです。その結果が、一度も別れずに済んでいる理由なのかもしれません。
まとめ
一緒に暮らすというのはそれ自体も大変なことも多いですが、良いこともたくさんあります。
何かに一緒に挑戦してみたり、喜びを分かち合ったり、悲しみや不安があってもお互いに負担し合ったり。
ただ、メリットを強く感じるのか、デメリットを強く感じるのかはパートナーとの相性や自分の価値観次第です。それを理解するためにも、一度お試しで同棲するのをおすすめします。