ひとりの時間が欲しいと考える人は、結婚しても大丈夫かと不安になると思います。
結論から言うと、ひとりの時間が欲しいことと結婚できないことはイコールではありません。
夫婦は四六時中一緒にいる訳ではありませんし、仲が良くても別々に暮らしている夫婦もいますから。
別居というのは互いの価値観が一致するか、どちらかの理解がないと難しいのですが、ひとりの時間が欲しい人でも幸せな結婚生活は十分に可能です。
ここでは、ひとりの時間が欲しい人が結婚をしたらどうなるのか、結婚生活を成功させるためにはどうしたら良いのかについてお話します。
同棲している夫婦が、ひとりの時間を持てるのかというと、その答えはYESです。
ただ、上手くいくのかどうかはあなた自身の努力や相手の価値感などによって変わります。
「好きな人とは1秒でも長く一緒にいたいし、それが当たり前でしょ」と考えている人なら、価値観を変えるのに時間も労力も必要です。話し合いの結果、無理だと判断することになるかもしれません。
ですが、「好きな人とはずっと一緒にいたい。けど、相手の価値感も大切にしたい」という人なら、ひとりの時間も大切にしてくれる可能性は高いです。
ひとりの時間を持つことに対して、理解がある人なのかどうかを手っ取り早く知る方法は、同棲です。
付き合っている段階でも、束縛があるとか、時間がある時はずっと一緒にいたがるというように、ある程度は分かります。
ですが、一緒に生活してみないと見えてこないものがあります。
狭い家でもなるべく一人でいられる空間を作ってくれる人かもしれませんし、ひとりで過ごす時間を尊重してくれるようになるかもしれません。
また、あなた自身の考え方が変わって、「ひとりの時間はそんなになくても良いや」と思うようになるかもしれません。
同棲は結婚した後の生活を疑似体験できる有効な手段ですので、ぜひ試してみてください。
お互いの価値観について、色々話し合ってみてください。ひとりの時間が欲しいと言いにくいなら、相手に質問してみましょう。
例えば、「○○(相手の名前)って、ひとりの時間が欲しいとかある?」という感じで。
もし、相手も同じ価値観なら「自分も同じ」というように、一緒に暮らした後のことを想像の中で話し合ってみましょう。
ひとりの時間の定義(ひとり部屋があってそこにいられる時間があれば良い、家の中で完全に一人じゃないとイヤとか)や、どのくらいの時間ひとりになりたいのかなど。
相手の価値感を聞き、自分の価値観を伝えてみてください。
もし、価値観が違っていたとしても、だからダメとかではありません。どちらかの考え方が正しいとか、間違っているということでもありません。
大切なのは、その価値観が違うことを認め合って、どうやって付き合っていくのかを考えることです。
そのためにできることは、どこまで許容できるのかを話し合うこと。
例えば、相手が欲しいと思っている二人の時間と、あなたが欲しいと思っている一人の時間を伝え合い、譲れるポイントを考えます。
もし、1日に3時間はひとりの時間が欲しいけど、毎日その時間を作るのが難しいという場合、週に1回でもまとめて5時間あれば良いかも…というように、妥協点を探します。
もちろん、最低限こうしたいというのがあれば、それも伝えるようにします。
価値観の違いをぶつけ合うのではなく、譲り合うような感覚で話し合ってみてください。
お互いが納得してひとりの時間を確保できていたとしても、子どもが生まれたら極端にひとりの時間が減ってしまうかもしれません。そのことで悩んでいる人もいます。
ですが、ひとりの時間が少なくなったけど、子どもとパートナーがいる生活に慣れて、苦痛を感じなくなったという人もいました。
それに関しては、個人差がありますので、実際にその状況になってみないとどうなるか分かりません。
ですが、ひとりの時間が欲しい=結婚に不向きという訳ではないことは覚えておいてください。
ひとりの時間が欲しいと思う人の中には、それが絶対だと思っているかもしれません。
ですが、自分の気持ちと向き合ってみると、1日に2時間あれば満足できることに気が付いたり、週に1回でもまとまった時間取れれば良いと思えることがあります。
ですから、自分の時間が欲しいからと言って、結婚を諦める必要はありません。それに、ひとりの時間はそこまで重要ではないと思うようになる人もいますし。
実際にパートナーを見つけ、付き合っていく中で、自分の知らない自分に出会えるかもしれません。
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